Chase Freedom Flex は四半期ごとに5%キャッシュバックを受けられるカテゴリが切り替わる特殊なカードです。
その変則的なカテゴリからメインで常に使うのには向いていませんが、逆にサブで持つクレジットカードとしては非常に優秀です。
今回はそんな Chase Freedom Flex の魅力を余すことなくお伝え出来ればと思います。
【評価・年会費・特典】
Chase Freedom Flex Credit Card | ||
---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | |
カードブランド | Chase / Personal | |
年会費 | $0 | |
ポイント還元率 | 5% |
四半期ごとのボーナスカテゴリ Chase Travel 経由の旅行 |
3% |
レストラン ドラッグストア |
|
1% | その他 | |
サインアップボーナス | $200 ( = 20,000 UR Points) | |
ボーナス条件 | 3カ月以内に$500の使用 | |
その他の主な特典 | 特になし | |
外国為替手数料 | あり | |
公式サイト | creditcards.chase.com |
Chase Freedom Flex は年会費無料で、通常のサインアップボーナスも特別大きいわけではありません。
そのためサインアップボーナスでガッツリポイントを稼ぐのには不向きですが、日常の買い物で得られるキャッシュバックやポイント還元を超効率的に行うのには非常に優秀なカードです。
高い還元率と年会費無料の特性からサブカードとして優秀と言う側面が強く、メインカードとしては同じく Chase から発行されている Sapphire Preferred や Sapphire Reserve 、年会費無料であれば Chase Freedom Unlimited などがおすすめです。
メインカードにはなれないものの、サブカードとして活躍すること間違いなしの性能です。
【四半期ごとのボーナスカテゴリ】
このカードは四半期ごとに切り替わるボーナスカテゴリが最も特徴的な点です。
つまり1月~3月、4月~6月、7月~9月、10月~12月と5%キャッシュバックが貰えるカテゴリが変わっていきます。
例えば2024年の第一四半期はスーパーマーケットで5%キャッシュバックが貰えましたし、2024年の第二四半期は Amazon や ホテルで5%キャッシュバックが貰えます。
これらの最新情報はChase公式サイトで確認出来ますし、カードを持っていれば Chase からメールで知らせてくれます。
注意すべき点はこのボーナスカテゴリは自動で適用されないので、四半期ごとにボーナスカテゴリをアクティベーション(公式リンク)する必要があります。
四半期ごとの上限は$1,500
高い5%の還元率は魅力的ですが、無条件に無限にキャッシュバックされるわけではありません。
四半期ごとに上限が決まっており、支払い額で$1,500、キャッシュバックで言うと$75が上限になります。
現時点でどのくらい使っているかは公式サイトにアクセスすることで確認することが出来ます。
これまでのボーナスカテゴリ
参考までに2022年からのボーナスカテゴリカレンダーを紹介します。
カレンダー | ボーナスカテゴリ |
---|---|
2022年1~3月 | 食料品店(TargetとWalmartを除く)、eBay |
2022年4~6月 | Amazon.com、ストリーミングサービスを選択 |
2022年7~9月 | ガソリンスタンド、レンタカー、映画館、ライブエンターテイメントの選択 |
2022年10~12月 | Walmart、ペイパル |
2023年1~3月 | 食料品店(Walmartを除く)、Target、ジムのメンバーシップ |
2023年4~6月 | Amazon.com、Lowe's |
2023年7~9月 | ガソリンスタンド、EV充電スタンド、ライブエンターテイメント |
2023年10~12月 | Paypal、ホールセールクラブ、寄付 |
2024年1~3月 | 食料品店(TargetとWalmartを除く)、Fitness Clubs & Gym、Self-Care & Spa Services |
2024年4~6月 | Amazon.com、ホテル、レストラン |
また当サイトでも四半期カテゴリが発表になった際は有用な使い道と合わせて記事にしています。
【その他の還元率】
Chase Freedom Flex は基本$1使用で1セントのキャッシュバックを基本として、四半期ごとのボーナスカテゴリ以外では、Chase Travel 経由の旅行で5倍、レストランとドラッグストアで3倍、その他で1倍となっています。
四半期ごとのカテゴリ以外でも、Chase Travel 経由に限定されますが旅行カテゴリとレストラン・ドラッグストアと使いやすく優秀なカテゴリが揃っています。
【基本はキャッシュバック、だがポイント還元も】
Freedom Flex のサインアップボーナスは$200ですし、$1利用で1セントが基本のキャッシュバックレートです。
ただ厳密にはサインアップボーナスは 20,000 URポイント、$1利用で 1 URポイントが獲得されます。
そして 1 URポイントは1セントと交換出来るのでこれらは、それぞれ$200、1セントと表記されます。
URポイントで獲得されることに何の意味があるのかと思うかもしれませんが、URポイントは同じ Chase のクレジットカードの中で自由に転送することが出来るのです。
つまり2枚の Chase クレジットカードを持っていればそれらのポイントを1枚のカードに集約させることが出来ます。
そして Chase のクレジットカードの中にはこのURポイントをより有利な条件で使うことの出来るカードがあり、それが Sapphire Preferred や Sapphire Reserve です。
年会費無料の Freedom Flex は1ポイント=1セントですが、年会費がかかる Sapphire Preferred では1ポイント=1.25セント、Sapphire Reserve では1ポイント=1.5セントとして利用することが出来ます。
このカードの解説とは少し話がそれるのでここまでとしますが、上位カードが気になる方は下記記事も参考にしてみて下さい。
【四半期ボーナスとその他のボーナスは重複可能】
さらに覚えておくべきは四半期ボーナスとその他のボーナスの重複です。
例をあげます。
Freedom Flex は四半期ボーナスと関係なく Chase Travel 経由の旅行で5%還元が得られます。
そして時折四半期ボーナスでホテルなどの一部の旅行カテゴリで5%還元を得られるタイミングがあります。
では四半期ボーナスカテゴリがホテルの時に、Chase Travel 経由でホテルを予約したら何%の還元が得られるのか。
答えは何と 9% 還元が得られます。
これは5%の内訳が 基本1% + ボーナス4% となっており基本1%は重複しないため 1% + 4% + 4% という計算となり、9%となります。
同じ理屈でレストランやドラッグストアが四半期ボーナスと被っているときは7%還元が得られますし、サインアップボーナス等でスーパーマーケットで5%還元のボーナスを貰ったときに四半期ボーナスが被っていればこれも9%還元が得られます。
特定の条件が揃ったときだけとはいえ、この他のカードではありえない倍率の還元率が得られるのがこのカードの魅力です。
【Chaseカード】
クレジットカード多く作ろうと思っている方以外は関係ありませんが、Chase には沢山クレジットカードを作ってサインアップボーナスを貰おうとする輩を排除するための 5/24 ルールと言うものが存在します。
これからアメリカでクレジットカードを沢山作ってみようと思っている方は必ず把握しておくべきルールです。
また Chase のカードは Amex と比べて若干審査が厳しいので、渡米したてでカードが承認されるか不安と言う方は、Chase の銀行口座を開設しておくと承認の可能性が高まります。
【対抗カード】
Chase Freedom Unlimited
Chase Freedom UnlimitedはFlexの姉妹カードです。こちらはカテゴリ問わず常時1.5%のキャッシュバックです。
またFlexがMasterCardなのに対しこちらはVISAです。
普段の使い分けが煩わしい方はこちらがおすすめです。
Blue Cash Everyday Card
もしあなたが年会費無料のキャッシュバックカードを探しているのでしたらAmexのBlue Cash Everyday Cardも選択肢に入るでしょう。
こちらはカテゴリは入れ替わらず1年を通してスーパーマーケットやガソリンスタンドなどで3%のキャッシュバックが付きます。
普段使い用のメインカードとしては3%のこちらも候補になります。
【紹介リンク】
もしここまでの解説で Chase Freedom Flex カードを作ろうと思った方は下記リンクから作ってもらえると私にも紹介ポイントが入るので大変うれしいです。
ただし紹介リンクのオファーと公式のオファーでもらえるポイントに差がある場合がありますので、よくチェックしてもらえるポイントが大きい方のオファーを使ってください。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。
サブカードとしておすすめで、特定の条件では他のカードではありえないほどの非常に高い還元率を誇るカードです。
一方、現在のボーナスカテゴリを把握して使い分けが必要な点は面倒と感じる人が居ても自然でしょうし、人を選ぶカードではあると思います。
アメリカクレジットカードでのポイ活の側面としては 5/24 の枠の1つをこのカードに使うのかと言うのは一考の余地はあるでしょう。
実際に私はこのカードを持っていますが、年会費無料のカードとしては申し分なく、高還元率で使えた時の満足感も高いので作って良かったと感じています。
その他おすすめの年会費無料のカードは下記記事でまとめていますので参考にしてみてはいかがでしょうか。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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