Amex EveryDay CardにAmex Green、もちろんAmex GoldにPlatinum等のパーソナルカード。そしてBlue Business Plusを始めとしたビジネスカード。
多くのAmexカードでMRポイントを貯めることが出来ますが、使い方にはみなさんどの程度ご存じでしょうか。
貯めるのは誰にでも出来ますが上手な使い方となると意外と難しいものです。
今回はお得な方法からお得でない方法までMRポイントの使い方を解説してきます。
【MRポイントの価値】
まずそもそもMRポイントの価値は何ドルぐらいなのでしょうか。
もちろん使い方にもよるのですがおおよそ1ポイント=0.7~2セント程と言われています。
ポイントの価値を最大化する手段は簡単に言うとエアライン系のマイルへの変換です。使い方が難しいですが1ポイント=10セント以上の価値として使う事も出来ます。
では逆にポイントの価値を最低にする方法は何でしょうか。私の考えではそれはポイントを使わないことです。
お得に使うことももちろん大切ですが、使わなけば無いも同じだと思っておきましょう。
とは言え、出来るだけお得に使いたいものですので目安として1ポイントを1セント以上で使うことを目標に出来れば良いと思います。
これから紹介するMRポイントの使い方も、いつルールが変更になって同じ方法が取れなくなるか分かりません。
特にホテル、エアライン系のポイント・マイルプログラムは改悪される一方で改善されることは殆どありません。
ですので貯めたポイントは使うことを意識しておきましょう。
【エアライン系マイルへの転送 (1ポイント=1セント以上)】
Transfer Partners | 転送前 | 転送後 |
---|---|---|
ANA Mileage Club | 1,000 Points | 1,000ANA Mileage Club Miles |
Aer Lingus | 1,000 Points | 1,000Avios |
AeroMexico | 1,000 Points | 1,600Premier Points |
Aeroplan | 1,000 Points | 1,000Aeroplan Points |
AIR FRANCE KLM | 1,000 Points | 1,000Flying Blue Miles |
Avianca LifeMiles | 1,000 Points | 1,000LifeMiles |
British Airways Executive Club | 1,000 Points | 1,000Avios |
Cathay Pacific | 1,000 Points | 1,000Asia MilesTM |
Delta Air Lines | 1,000 Points | 1,000miles |
Emirates Skywards | 1,000 Points | 1,000Skywards Miles |
Etihad Guest | 1,000 Points | 1,000Etihad Guest Miles |
HawaiianMile | 1,000 Points | 1,000HawaiianMiles |
Iberia Plus | 1,000 Points | 1,000Avios |
JetBlue TrueBlue | 250 Points | 200TrueBlue points |
Qantas Frequent Flyer | 500 Points | 500Qantas Points |
Singapore Airlines KrisFlyer | 1,000 Points | 1,000KrisFlyer Miles |
Virgin Atlantic Flying Club | 1,000 Points | 1,000Virgin Points |
上記はMRポイントと各提携エアラインマイルへの変換表です。
人気なのは色の付けたANA MileageとDelta Air Linesではないでしょうか。
ただし必ずしも1ポイント1セント以上の価値があると保証しているわけではないのでご注意ください。あくまでそういう傾向があるというだけです。
ANA Mileage
一例としてANA Mileageの活用を見てみましょう。上記の表のとおり、MR PointsはANA Milesに1:1で転送出来ます。
ほとんどのケースで最もポイントの価値が高くなるのは国際線ファーストクラスですのでそちらを確認してみましょう。
国際線ファーストクラスを現金で買おうとすると燃料費等差し引いても$26,000程します。
執筆時点のレートで340万円以上。ちょっとこれは庶民には手の出ない価格です。
しかしこれをANAのマイルで取ろうとすると燃料費等は別でかかりますがなんと150,000マイルで買うことが出来ます。これなら手が届きそうではないでしょうか。
このケースの場合、150,000 MR Points = 150,000 AMA Miles = $26,000ですので1ポイント=17セント以上の価値で使うことが出来る、ということになります。
ちなみに現在のAmex Platinumのオファーは150,000 MR Pointsです。どうでしょうか?アメプラ作りたくなりませんか?
ANAに限らず、例えばヨーロッパへの旅行でも国際線のビジネス・ファーストクラスの特典航空券はMRポイントの価値を最大化して使える傾向にあります。
ANAの特典航空券のチャートはこちらの公式サイトで確認出来ます。
Delta Air Lines
国際線だけでなくアメリカ国内線でも1ポイント=1セント以上に使うことは出来るでしょう。
上記の例はダラス(DFW)からニューヨーク(JFK)まで片道運賃です。
マイルの場合は5,0000+$6、現金の場合は$83かかるようです。
という事は5,000 MR Points = 5,000 Delta Miles = $77ですので1ポイント=1.54セントで使うことが出来ますね。
どんな場合でもマイルを使った方がお得というわけではないので自分で現金で購入した場合と、マイルを使って購入した場合を比較することが大切です。
【ホテル系ポイントへの転送 (1ポイント=1セント以上)】
Transfer Partners | 転送前 | 転送後 |
---|---|---|
Choice Privileges | 1,000 Points | 1,000Choice Privileges |
Hilton Honors | 1,000 Points | 2,000Hilton Honors Points |
Marriott Bonvoy | 1,000 Points | 1,000Marriott Bonvoy Points |
上記はMRポイントと各提携ホテルポイントへの変換表です。
こちらは1:2の比率で転送できるHilton Honorsが人気ではないでしょうか。
ただし必ずしも1ポイント1セント以上の価値があると保証しているわけではないのでご注意ください。あくまでそういう傾向があるというだけです。
こちらについても同様で現金で購入した場合と、ポイントを使って購入した場合を比較することが大切です。
特にホテル系はポイントで宿泊するよりも、現金で支払いしたほうが安かったというケースもよくあります。
Hilton Honors
ヒルトンのホテル、ROKU KYOTOは大変人気の高いホテルです。
ここも普通に現金で予約しようとすると1泊$1,542とこれまた庶民には厳しい価格帯の高級ホテルです。
しかしここもヒルトンポイントなら110,000ポイントで宿泊することが出来ます。
このケースの場合、55,000 MR Points = 110,000 Hilton Points = $1,542ですので1ポイント=2.8セントで使えて大変お得です。
ただしホテルは日によって宿泊料金($)は大きく変わりますが、ポイント宿泊は日によってレートは変わりませんので日程の融通が利くのならそもそも宿泊料金が安い日を探すのも1つの手です。
またHilton等のホテル系のポイントはクレジットカードを作ることで比較的に簡単に手に入ります。例えば年会費無料のHilton Honors Cardのサインアップボーナスは現時点で100,000ポイントです。年会費無料のカードで50,000 MR Pointsのボーナスが得られるカードはありませんので手に入りやすさ、という意味では価値が下がります。
そういったことも考慮してホテル系へのポイント転送を考えてみて下さい。
Choice Privileges
Choice PrivilegesはHiltonやMarriottに比べればマイナーなホテルリワードプログラムですが頑張って探せばお得なホテルを見つけることが出来るかもしれません。
上記の例ではアリゾナ州フェニックスに8,000ポイントで1泊出来るホテルを見つけることが出来ました。
8,000 MR Points = 8,000 Choice Points = $108ですので1ポイント=1.35セントの価値になります。
お得なホテルを探すのは難しいかもしれませんが選択肢の一つとして覚えておいて損は無いはずです。
【Amex Travelでエアラインチケットを購入 (1ポイント=1セントMax)】
Amexトラベルポータルからフライトの予約をすることで1ポイント=1セントとして使うことが出来ます。
最も簡単かつ無難で間違いのない選択肢です。
提携先のマイルやポイントに変換して予約する方がポイントの価値そのものは大きいのですが、予約の競争率が高かったり日程は制限があったりと好きな時に予約できるとは限りません。
旅行の日程が決まっているならAmex Travelでエアラインチケットを購入するのは十分に有りな選択肢だと思います。
もちろん提携先のマイルへ転送した場合にいくらになるのかの比較は忘れずに!
またAmex Business GoldやBusiness Platinumを持ってる場合、それぞれ25%、35%のポイントがさらに還元されます。そのため1ポイントに価値はそれぞれ1.33セント、1.54セントとして使うことが出来ます。
【Amex Travelでその他の旅行に使用 (1ポイント=0.7セント)】
Amexトラベルポータルからはフライト以外にもホテルやクルーズ、レンタカーも予約できます。
ただしこの場合は1ポイント=0.7セント扱いになり、あまりお得とは言えません。
これらの場合は現金で購入することを考えても良いでしょう。
例外もあり、プラチナカードを持っている場合Amex Fine Hotels + Resortsプログラムにおいては1ポイント=1セントとして利用することが出来ます。
【ギフトカードに使用 (1ポイント=1セントMax)】
こちらは様々なギフトカードに交換することが出来ますが、交換レートに注意しましょう。
1ポイント=1セントで交換できるものからそれ以下のものまで様々です。
交換する場合は使う当てがあり、1ポイント=1セントを目安に探すのが良いでしょう。
【Pay with Pointsに使う (1ポイント=0.7セントMax)】
以下のサイトでの支払いにMRポイントを使うことが出来ます。
お得とは言えませんので現金に困っていなければ使わないことをおすすめします。
【支払いをカバー (1ポイント=0.6セント)】
これはPay with Pointsよりさらに悪い還元率です。
当然使用はおすすめしませんが、当月の支払いが出来ない場合は検討すべきです。
支払いが遅延すれば利息は取られるし、クレジットスコアも下がりますのでそれよりはマシでしょう。
【ポイントで買い物 (1ポイント=0.5セント)】
謎の選択肢です。普通に買って支払いをポイントでカバーした方がまだマシな分使う意味が分からないです。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。用途が多岐にわたっているので少々混乱してしまった方もいると思いますので簡単にまとめさせて頂きたいと思います。
あなたの使ってみたいMRポイントの使い道が見つかりましたら幸いです。
質問や感想があれば是非コメントしていってください。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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