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2023/04/14

アメリカのクレジットカード事情について

アメリカクレジットカード事情


アメリカでは日本より圧倒的にクレジットカードが普及しています。

日本ではクレジットカードは使い過ぎちゃうから現金払い派です!なんて人もアメリカではクレジットカード無しでは生活出来ません

今回は日本とは違うアメリカのクレジットカード事情について解説をしていこうと思います。


【アメリカに居るなら必須のクレジットカード】

支払い

日本ではクレジットカードを使えない店舗があったりして、現金を持ち歩くのが常かと思いますが、アメリカでは全くの逆でクレジットカードの利用が常です。

99%以上の店舗でクレジットカードが利用でき、むしろ効率化の観点からも、現金での支払いはお断り、クレジットカードしか使えない店舗やレジも普通にあります。

コーヒー1杯だろうが、自動販売機だろうが、切手1枚だろうが、クレジットカードで支払いすることが出来ます。

レストランでのチップの支払いも一昔前はテーブルに現金を置いて帰っていましたが、今ではレシートに記載することでクレジットカードでもチップの支払いが出来ます。

Uberのチップも車を降りた後にアプリ上で紐づけられたクレジットカードで決済出来ます。

現金を使う場面は本当に限られた場面です。例えばバスの運転手さんに降りる時に渡したり、ホテルを出る時に枕元に残したり、あとはコインランドリーでは25セント硬貨を使うこともありますがそのぐらいです。

そんなわけでアメリカで生活したり旅行する際はクレジットカードは必須になります。


【割り勘もクレジットカード】

食事会

いやいやいや、みんなで食事に行って割り勘にすることはあるでしょう。その時の個人間の支払いは現金使うんじゃないですかと思うかもしれません。しかし、こんな場面でもキャッシュレスです。

アメリカでのレストランの会計はレジ横まで行って~ということは無く、テーブルで店員さんにお会計したい旨(check, please)を伝えます。

すると店員さんがレシートを持ってくるのでこの時クレジットカードを渡すのですが、その際にカードを何枚か渡して割り勘で(Please split)と伝えれば、均等に分けて請求してもらえます。

また店員さんがまとめて会計するか(one check)、別々に会計するか(separate)を聞かれることもあるので別々でお願いと言えば、個々人が頼んだ分だけに分けたレシートを持ってきてもらえます。

そうでなく、まとめて会計した場合でも電子決済での送金手段がアメリカは充実しています。

Paypal, Zelle, Venmoといったアプリは無料で銀行間の送金が出来るアプリです。

これを使って「じゃあ1人$40でよろしく!」「PayPalで送ったから確認しといて~」といった感じで完結するので普段は現金を本当に使わないんです。


【信用の構築、クレジットヒストリー】

クレジットヒストリー

クレジットヒストリーとは

クレジットヒストリーとは日本にはない考え方ですが、つまるところクレジットカードの利用履歴、そして信用の記録です。

支払い遅れがあったり、使用限度額ギリギリまで使ってるなど利用履歴が悪いとクレジットヒストリーのスコアが下がり、逆にきちんと支払いをしていればクレジットヒストリーのスコアが上がります。

クレジットヒストリーが良いと家や車のローンをよい利率で組むことが出来たり、Amex Platinumに代表されるようなハイステータスなカードを作ることが出来ます。逆にクレジットヒストリーが悪いとクレジットカードが作れないだけでなく、家を借りることが出来なかったり、就職にも影響が出ます

しかし日本のクレジットカードではクレジットヒストリーは残らないため、日本から渡米した人は最初クレジットヒストリーはありません。そのため、実際に渡米したての人はなかなかクレジットカードを作るのに苦労しています。

またホテルでの宿泊やレンタカーを借りる時にクレジットカードの掲示とデポジット(保証金)を要求されることが多くあります。

このようにアメリカではクレジットカードは個人の信用を保証するツールとしての側面もあります。

おすすめの最初のクレジットカード

はじめは銀行にデポジットがあれば使えるセキュアカードや、駐在員向けのANAカードU.S.A.などを作ってクレジットヒストリーを構築していきましょう。

また日本でAmexを使っていた人は利用情報をアメリカに引き継ぐことが出来るので最初からAmex Goldを持てたりもします。

使った分は小まめに支払いをするのがクレジットカードのスコアを早く上げるコツです。限度額の使用率を出来るだけ下げましょう。支払い遅延を起こすのはもってのほかです。

日本で主流の自動での銀行からの引き落としは、あえて設定をする必要があるので気を付けましょう。

【長い間…‼くそお世話になりました‼】ANA CARD U.S.A. レビュー

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駐在員御用達のANA USAカードについての解説です。クレジットカードヒストリーが無くても作れるこのカード。それ以外のメリットは...?

【渡米者必見】SSN無し・クレジットヒストリー無しでアメリカのAmexカードを作る方法!

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日本の利用記録を使ってアメリカでAmexのカードを作成する方法を紹介します。SSN・クレジットヒストリー不要。Global Transferを用いて作成します。

【不正利用に注意!】

不正利用

クレジットカードがアメリカで普及した理由

クレジットカードがアメリカに普及した理由として偽札対策や盗難対策があります。

偽の高額紙幣を使ってお釣りとして現金を手に入れる詐欺や、現金を狙った窃盗・強盗などの盗難などが実際にアメリカでは起きています。

そのため使う側も使われる側もメリットがあり、日本よりアメリカはクレジットカードが普及しているという側面があります。治安悪いですねー。

クレジットカードは2枚以上持つのが基本!

クレジットカードも不正利用されるというケースも起こりえますが、クレジットカードならば利用停止措置をすることで対策することが出来ます。

セキュリティ面も向上しており、最近は怪しい購入があるとクレジットカード会社から登録したメールに「これ使ったの本当に君?」と連絡が来ます。

念のため定期的にクレジットカードの利用記録を確認して、自分以外の買い物の記録が無いかチェックすると安心です。利用記録はアプリやWebサイトで簡単に出来ます。

実際に私も何故か遠く離れた州でクレジットカードを使用されたという事で、クレジットカード会社から連絡をもらったことがあります。まわりの人に聞いても数年も住めば一度はクレジットカードを止めることになった人がほとんどです。

そんな時はクレジットカードの利用停止をしてもらい、カードナンバーの変わったクレジットカードを送ってもらいます。

当然ながらこの利用停止してから新たなカードが送られてくるまではそのクレジットカードは使えません。

そのためアメリカではクレジットカードは2枚以上持つと安心です。

1枚目はクレジットヒストリーを構築するためにあまり選択肢はありませんが、2枚目は是非このサイトのおすすめカードを作ってみて下さい!

【2023年3月更新】American Express Gold Cardで得られる特典&ポイントを徹底解説!

American Express Gold Card

アメックスゴールドはアメリカのクレジットカードの体感するのに非常に向いています。
日本でAmexを使っていれば利用情報を引き継げるのですぐに作れますし、そうでなくてもアメックスは渡米者に優しく審査は通りやすいです。在米者で所持している方が非常に多い事実がこのカードの実力を物語っています。

【2023年3月更新】Chase Sapphire Preferredは最高のクレジットカード?

Chase Sapphire Preferred

Chase Sapphire Preferredは安い年会費で特典の多いカードです。オールマイティなこのカードは普段使いから旅行用まで幅広く活躍できます。Chaseは審査が若干厳しいので早めに作るのを狙うならChase銀行の開設も同時にするのがおすすめです。

【2023年3月】最新Chase Freedom Unlimitedクレジットカード評価レビュー

Chase Freedom Unlimited

年会費無料ならばChase Freedom Unlimitedがおすすめです。すべてのカテゴリで1.5%のポイント還元が得られるこのカードはとりあえずお得なカードが1枚欲しい方にも、これからクレジットカードでポイ活をしたい方にもどちらにもおすすめ出来ます。

【デビットカードの利用はおすすめ出来ない】

お金

デビットカードは使った分だけすぐに銀行から引き落としされ、クレジットカードのように使うことが出来ます。

では何故デビットカードの利用はおすすめ出来ないのでしょうか。

1つはデビットカードではクレジットヒストリーが構築できない点。先ほどクレジットヒストリーの構築がアメリカで重要なのは解説しましたが、クレジットヒストリーはあくまでクレジットカードの利用履歴なのでデビットカードでは構築できないのです。

もう1つはデビットカードが不正利用の被害にあった場合、銀行口座も凍結されてしまう点です。クレジットカードならば不正利用されても1枚のカードを止めて他のカードを使えば事足りますが、銀行口座が凍結されると他のカードの支払いも出来なくなってしまいます。

被害を最小限に抑えるためにもデビットカードは普段は使わないのがおすすめです。


【日本と比べてボーナスが段違い】

勝利

アメリカのクレジットカード事情は日本と比べて非常に普及しているのが分かったでしょうか。

そしてクレジットカードが多く普及しているということはクレジットカード会社も熾烈な競争をしています。

そのためアメリカのクレジットカードはサインアップボーナスやポイント還元といったボーナスが日本と比べて非常に大きいです。

ここでは有名なステータスカードであるアメックスプラチナを例にとって日米の比較をしてみましょう。

Platinum Card from American Express
日本版 アメリカ版
年会費 143,000円 $695
サインアップボーナス
(作ったら貰えるボーナス)
100,000ポイント 150,000ポイント+$200
※記事執筆次点での最高オファー
サインアップボーナス条件 3ヶ月以内に150万円利用 6ヶ月以内に$6,000利用
ポイント還元率 100円で1ポイント $1で5ポイント
※ホテルとフライトのみ
他は$1で1ポイント
執筆次点で$1=132円

まず年会費が日本と比べて安いですし、サインアップボーナスも1.5倍以上差が付いています。

ボーナスの条件も日本で3ヵ月150万円利用は庶民には無理のある金額ですが、アメリカの6ヵ月$6,000は1ヵ月の家賃が$1,000を超えるのはザラなのでこれをカードで支払えば余裕です。

ポイント還元も日本版は一律ですが、アメリカ版は得意カテゴリ(アメプラの場合はホテルとフライト)だと通常の5倍の還元が得られます。

もちろん細かな特典も日米で違うのですが、単純に日本では手の届かないアメプラがアメリカでは簡単に手に入ります。

これはほんの一例で、年会費無料カードからハイステータスのカードまでアメリカのクレジットカードのボーナスは非常に高額です。

ちなみにアメックスの150,000ポイントはANA国際線で日本-アメリカ間をファーストクラスで往復出来るレベルです。パないです。

そんなわけで僕のような在米陸マイラーはしょっちゅうクレジットカードのことを考えてるわけです。


【まとめ】

アメリカでのクレジットカードの知識の差は生活を変えると言っても過言ではないと思います。

特に旅行に沢山行きたいけど、金銭的に厳しいと感じている方はクレジットカードを上手く作ることでほとんど無料で旅行出来たりします。

そうでない方でも、ただクレジットカードを作ってポイントを現金化することはもはや現代の錬金術です。

そのためにまずは着実とクレジットヒストリーを築いていきましょう。

既にクレジットヒストリーがある程度構築されている方は、このサイトでおすすめのクレジットカードを探していってください。


以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。

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