Ink Business Unlimited は Chase から発行されているビジネスクレジットカードシリーズ、Ink シリーズの1枚です。
年会費無料ながらも高額なサインアップボーナスを提供しており、どのカテゴリでも1.5%キャッシュバックが得られるのが魅力のカードです。
【評価・年会費・特典】
Ink Business Unlimited® Credit Card | ||
---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | |
カードブランド | Chase / Visa / Business | |
年会費 | $0 | |
キャッシュバック率 | 1.5% | All |
通常サインアップボーナス | $750 | |
ボーナス条件 | 3カ月以内に$6,000の使用 | |
その他の主な特典 | 特になし | |
外国為替手数料 | あり | |
公式サイト | chase.com |
年会費無料ながら高額なサインアップボーナスを提供しているカードで非常におすすめのカードの1枚です。
ただしミニマムスペンドは$6,000とやや高額なので若干厳しめです。
通常キャッシュバックカードとして機能しますが、後述のように Sapphire カードや Ink Preferred などの上位カード組み合わせることでキャッシュバックだけでなくポイントを提携しているエアラインマイルやホテルポイントに転送することが出来るようになります。
また Ink カードは期間を数年開けることなく同じカードを2枚以上作ることも可能なので Credit Card Churning の候補にあがることもよくあります。
アメリカでのビジネスカードは大きいビジネスを必要とせず、非常に小さな副業のようなものでもビジネスとして認められるので、ビジネスカードだからと諦めずにチャレンジして欲しいところです。
【サインアップボーナスについて】
通常と期間限定のサインアップボーナス
通常のサインアップボーナスは以下の通りです。
過去の期間限定のサインアップボーナスには以下のようなものがありました。
ミニマムスペンドの条件は変わらず、獲得額だけが上がるので期間限定中に作りたいところです。
また兄弟カードの Ink Cash とは期間限定ボーナスのタイミングが同じことも異なることも過去にはあったのでボーナスがが上がっている方を作る、という選択肢も大有りです。
ボーナス受け取り条件
通常のクレジットカードは一度サインアップボーナスを受け取ると、そのカードのサインアップボーナスをもう一度もらうには長い期間が必要なことが常です。
Amex は一度サインアップボーナスを受け取ったカードを2度受け取ることを許可していませんし、Chase Sapphire カードはなどは48カ月のクールタイムを開ける必要があり、これらは規約に明記されています。
一方、Ink シリーズのクレジットカードは規約にこの「以前にサインアップボーナスを受け取った場合は新たにサインアップボーナスを受け取れない」旨の記載がありません。
つまり同じカードを2枚以上作ってもサインアップボーナスを受け取れる可能性があります。ただし何枚も同じカードが承認されるかは別問題です。
カード申請前にご自身でも規約に目を通すことを勧めますが、2度サインアップボーナスを受け取れる可能性は知っておきましょう。
【Sapphireカードとの組み合わせ】
このカードのサインアップボーナスやカード利用による還元はキャッシュバックとしてドルで付与されますが、Chaseの上位カード、具体的には Sapphire Preferred、Sapphire Reserve、Ink Business Preferred のいずれかを持つことで$1 = 100 Ultimate Rewards Pointsとして扱うことが出来ます。(正確には下位カードしか持っていない場合 UR ポイントの使い道がほとんどキャッシュバックしかないとも言えます。)
そしてUltimate Rewards PointsはChaseのトラベルポータルを経由することでPreferredなら1ポイント1.25セント、Reserveなら1.5セントの価値が生まれますし、エアラインマイルやホテルポイントに転送することも出来ます。
ポイントの移動は Chase の会員サイトから簡単に出来ますし、すぐに反映されます。
Ink カードを検討されている方はすでに Sapphire カードをお持ちの方が多いと思いますのでポイントは Sapphire カードへ移動してから使うのがおすすめです。
【ビジネスカードの作り方】
よくある勘違いとして個人ではビジネスカードを持つことは出来ないと思っている人もいるかと思いますが、実際には個人でもビジネスカードを持つことは可能です。
さらに言えばアメリカクレジットカードでポイ活をやっていきたいと思えばビジネスカードは避けて通れない道ですらあります。
もちろんビジネスは持っている必要があるのですが、そのビジネスの定義は非常に広く、Facebook マーケットや ebay などでの物の販売、youtube などの配信、私のようなブログでの発信など多岐にわたり、実際に収益を上げる必要もありません。
詳しくは下記記事で解説していますので、気になる方はご一読ください。
【ポイント還元率】
このカードは全ての利用で一律$1使用で1.5 UR ポイントが手に入ります。
1 UR ポイントは1セントと交換出来るので、$100使えば$1.5がキャッシュバックされる、つまり還元率1.5%のカードです。
自分の他の手持ちのカードで高い還元率を得られないカテゴリでは積極的にこのカードを使っても良いでしょう。
おまけ程度の情報ですが2025年3月までは Lyft 利用では5%キャッシュバックが得られます。
【Chase のクレジットカードについて】
Chase 5/24ルールについては下記記事で詳しく解説しています。
その他の Ink クレジットカード申し込みに関するヒント
【対抗カード】
Ink Business Cash
対抗馬と言うか、兄弟カードでキャッシュバック率が異なる以外はほとんど同じカードです。
使い分けをするなら Ink Cash、場所を選ばないなら Ink Unlimited と使い分けをすると効率よくキャッシュバックを得られます。
Blue Business Plus (Amex)
もう1枚は Amex よりブルービジネスプラスです。
こちらも年会費無料ですが、カテゴリ問わず常時2%の還元率を持つのが魅力です。
ミニマムスペンドも Ink より優しく、Amex のため承認もされやすいので最初のビジネスカードにはこちらもお勧めです。
【紹介リンク】
もしここまでの解説で Ink Business Unlimited カードを作ろうと思った方は下記リンクから作ってもらえると私にも紹介ポイントが入るので大変うれしいです。
ただし紹介リンクのオファーと公式のオファーでもらえるポイントに差がある場合がありますので、よくチェックしてもらえるポイントが大きい方のオファーを使ってください。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。年会費も無料でサインアップボーナスを繰り返し貰う作戦のキーとなる1枚です。
還元率1.5%も悪くなく、持っていて損はないカードです。
Chase のクレジットカードを作る場合は 5/24 ルールを理解していないと予期せぬ申請不承諾につながるので、これだけは把握しておくと良いでしょう。
ミニマムスペンドが達成困難な方や、ビジネスカードを忌み嫌っている方で無ければ是非このカードを検討してみてください。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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