アメリカのクレジットカードは非常に魅力的な特典が多いですが、作る順番は注意が必要です。
場合によっては作りたいカードが作れなくなってしまったり、ボーナスを取り逃してしまうかもしれません。
実際に私もクレジットカードについて知っていくうちにもっと良い方法があったと後悔しました。
今回は私のこれまでの経験と知識から汎用性重視で出来る限り多くの人の参考になる順番をお伝え出来ればと思います。
【おすすめの順番はズバリこれだ!】
作成時期 | おすすめカード | 備考 |
---|---|---|
渡米直後 |
JAL USA CARD |
Chase1/24, 省略可(後述) |
渡米3~6ヵ月後 |
Amex Gold |
Chase2/24, Platinumも可 |
渡米9ヵ月後 |
Amex Blue Business Plus |
|
渡米1年後 |
Hilton Honors Business |
|
渡米1年3ヵ月後 |
Chase Sapphire Preferred |
Chase3/24 |
渡米1年6ヵ月後 |
Ink Business Cash |
|
渡米1年9ヵ月後 |
Chase Freedom Flex |
Chase4/24, Unlimitedでも可 |
渡米2年後 |
Ink Business Unlimited |
Chase3/24 |
渡米2年3ヵ月後 |
Amex Platinum |
Chase4/24 |
以降は自由にパーソナルカードとビジネスカードを交互に作る |
最初に断っておきますが、この通りに作らなければいけないというものではなく、これを参考に自由に改変して作っていただいて構いません。
クレジットカードの作る順番はその人の置かれた状況やその時の期間限定のオファーなどによって変わるのが当然のことです。
特にクレジットカードを作るうえでの個人の状況は非常に異なります。
前提条件としては月々の出費、最寄りの空港とよく使う航空会社、お気に入りのホテルブランド、
またクレジットカードの特典の目的にしても、単にキャッシュバックなのか、リーズナブルな国内旅行がしたいのか、豪華ホテルに泊まりたいのか、ファーストクラスで日本に行きたいのかなど。
これら全てを網羅することは不可能ですので、この作る順番はあなたにとっての100点のリストでは無いでしょう。
それでも多くの人にとって80点くらいは取れるリストでは無いかと思います。
さらに詳しく知りたい方は以下も読み進めていただければと思います。
今回リストしたクレジットカードでは主にアメックスのMRポイントとChaseのURポイントが貯まります。これらの使い道については以下の記事を参考にしてください。
【カード選定のポイント】
アメリカのクレジットカードにも当然審査がありますが、アメックスはアメリカ国外から異動してきた人にも優しい傾向にあります。
そのためまずはAmexのカードから始めてクレジットヒストリーを構築していきましょう。十分なスコアが貯まったらChaseのカードにチャレンジです。
Chase5/24ルールは24カ月で5枚のパーソナルカードを作ってしまうと以降Chaseのカードは承認されなくなるというルールです。
ビジネスカードはこの5枚にはカウントされないので積極的に作っていきます。詳しいルールは下記記事にて。
【改変候補】
エアライン系クレジットカード
人によって使う頻度に大きく差が出るエアライン系のクレジットカードはあえてリストしていません。
ですので例えば出張で頻繁に使うエアラインが決まっている方はそのエアラインのクレジットカードを作るのはおすすめです。
なぜならやはり特化したカードはその分野においてポイントやマイルが貯まるのが早いからです。
作る場合パーソナルカードならパーソナルカードと、ビジネスカードならビジネスカードとリストのカードと入れ替えて作るのが良いでしょう。
ホテル系クレジットカード
同様の理由でヒルトンビジネス以外のホテル系のカードもあえてリストしていません。
出張でよく使うホテルブランドがある場合や、お気に入りのホテルブランドがある場合はそのホテルブランドのカードを作ることも選択肢に入ります。
ホテル系のクレジットカードはそのホテルブランドでポイントが貯まりやすいだけでなく、会員ステータスも付与されるのでおすすめです。
同様に、作る場合パーソナルカードならパーソナルカードと、ビジネスカードならビジネスカードとリストのカードと入れ替えて作るのが良いでしょう。
【選定カード詳細】
JAL USA CARD
年会費$20
初めのうちはクレジットヒストリーが無いのでこのカードなどを使って構築する必要があります。2年目以降は必要ないので感謝しつつキャンセルしましょう。
ANA CARD USAでない理由は単に年会費がこちらのほうが安いからです。
日本のアメックスユーザーの場合、このカードをスキップして次に行けます。詳しくは下記記事にて。
追記 2023/06/13
新カードChase Freedom Riseもクレヒス構築になかなか良いです。合わせてご検討ください!
Amex Gold
紹介リンク
年会費$325、ボーナス60,000~90,000ポイントほど。
アメリカクレジットカードの中でも最優秀カードの一角です。
ゴールドカードだからと言って審査がそれほど厳しいことはありません。
まずはこのカードでアメリカのクレジットカードの魅力を体感してもらえればと思います。
Amex Blue Business Plus
紹介リンク
年会費$0、ボーナス15,000ポイントほど。
全てのカテゴリで2%還元が得られるこのカードで効率よくポイントを稼ぎましょう。
ビジネスカードですが個人でも申請は簡単です。
Hilton Honors Business
紹介リンク
年会費$95、ボーナス130,000ポイントほど。
今回唯一リストに入れたホテル系カードです。サインアップボーナスだけでなくステータスの付与も良いです。
ヒルトン系のホテルはアメリカ国内何処にでもありますし、このカードを作ったからと言って他のカードの作成に制限を受けないのがポイントです。
このカードも1年後は年会費発生する直前にキャンセルを検討すべきカードです。
Chase Sapphire Preferred
紹介リンク
年会費$95、ボーナス60,000~90,000ポイントほど。
渡米1年もすればChaseのカードに挑戦しましょう。Sapphire PreferredはAmex Goldと対をなす超優秀カードです。
Amexのカードよりカード承認は厳しいですが、Chaseの場合はこのカードの申請よりも前に銀行口座を開設してChaseとの関係を構築しておくと受かりやすいです。
出来ることならば渡米直後にChaseの銀行口座は作ってしまいたいところです。銀行口座開設はこちらから。
Ink Business Cash
紹介リンク
年会費$0、ボーナス75,000~90,000ポイントほど。
年会費無料なのにボーナスがバグってるInkカードです。
サインアップボーナスを貰うための出費が多めに必要なのでそこだけは注意しましょう。
Chase Freedom Flex
紹介リンク
年会費$0、ボーナス20,000ポイントほど。
前後にサインアップボーナス受け取りのための出費が若干激しいカードをお勧めしているので箸休めとして年会費無料カードを紹介しています。
余力がある方は他のパーソナルカードを申し込んでも良いでしょう。
Ink Business Unlimited
紹介リンク
年会費$0、ボーナス75,000~90,000ポイントほど。
Ink Business UnlimitedとInk Business Cashはカテゴリの還元率は違うもののほぼ同じカードです。
どちらを先に作っても構いませんが、執筆時点のボーナスが続いているようならどっちも作るのがおすすめです。
Amex Platinum
紹介リンク
年会費$695、ボーナス80,000~150,000ポイントほど。
そろそろクレカ沼にはまってきた頃だと思い、年会費の高いカードをおすすめしています。
ここまでくるともう後はその時にサインアップボーナスと自分のやりたい事に合わせてクレジットカードを選ぶことが出来るようになっているのではないでしょうか。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。今回は私の考えるおすすめのクレジットカードの作る順番を解説しました。
人によって置かれ状況は千差万別ですが今回おすすめしたカードとその作成順番は多くの人にとって後悔はしない選択肢だと思います。
もちろんカードのサインアップボーナスはその時々で変わりますので、細かな点はアレンジしていただき自分なりの作る順番を考えてみてはいかがでしょうか。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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7 件のコメント:
参考になる記事をありがとうございます。Global Transfer用に日本でAmexの実績を積んでから、渡米後にAmexを作成してクレヒスを構築しようと考えております。
質問ですが、Chase5/24ルールにビジネスカードはカウントされないとのことですが、渡米後1枚目にAmex Blue Business Plusを作ってクレヒス構築すれば、2年目にChaseを5枚作成できると考えましたが、いかがでしょうか?
クレヒス構築はビジネスカードではできないのでしょうか。
基本的な質問で恐れ入りますが、ご教示いただけますと幸いでsございます。
必ずしもでは無いようですが、一般的にビジネスクレジットカードのカードアクティビティはビジネス用の信用調査機関に報告されるのみで、マイナス要因が無い限り個人用の信用調査機関には報告されないようです。
そのためビジネスクレジットカードで個人用のクレジットヒストリーは構築できないのではないか、というのが私の回答になります。
早速ありがとうございました。よく理解できました。渡米後、まずはGTでAmex個人用カードを1枚作りたいと思います。
これから米国駐在するものです。
アメックスはプラチナを先に作ってサインアップボーナスをもらうと、下位のカードのサインアップボーナスは対象外になると理解していますが、ChaseのカードはSapphire(pref/reserve)でサインアップボーナスを貰った後でもFreedomのflexやunlimitedでボーナスは貰えるんでしようか?
渡米前からリサーチされるとは流石です!
現在の規約上なので将来的に変わる可能性はありますが、今のところ大丈夫です。(直近で変わる可能性は低いとみています。)
ChaseのSapphireはどちらか一方のサインアップボーナスしか受け取れませんが、Sapphireのサインアップボーナスを受け取った後でもFreedom FlexやUnlimitedのサインアップボーナスを受け取ることが出来ます。
またFreedom FlexとUnlimitedのサインアップボーナスをそれぞれ受け取ることも可能です。
米国在住です。いつも大変参考にさせていただいており、ありがとうございます。クレジットカードをつくる間隔について、Amexの90日ルールやcitiの8日ルールがあると思いますが、それ以外に特に気にすることはありますでしょうか。例えば、Amexを同日ないし連日申請(そして90日後にまた2枚申請)するようなことは認められるのでしょうか?
承認されるかどうかは別問題ですが、1日に複数のカードを申し込むこと自体は出来ます。
(ただAmexの場合、クレジットカードは5日に1枚までしか申し込めないのでチャージカードを組み合わせる必要はあります。)
ルール的にはクリアしていても例えばあまりにも信用調査が多すぎたりすると当然銀行から承認されなくなる確率は上がります。
この辺りは兼ね合いの問題でして、どのくらいの金額を使っているかや銀行との付き合いの長さなど、人によっても変わりますので、各々ペースを見極めるところになります。
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