Chase銀行 - JPMorgan Chase & Co.はアメリカのメガバンクの1つです。
アメリカで銀行口座を持つなら最大手が安心ですよね。
またChase銀行はクレジットカードを作る上でもメリットのある銀行口座です。
今回はそんなChase銀行の口座開設の手順を丁寧に解説します。
【Chase銀行とは】
Chase銀行 - JPMorgan Chase & Co.は世界的にも有名な金融機関でアメリカを拠点にグローバルに事業展開をしています。子会社であるJPモルガンは非常に有名な投資銀行なので名前を知っている人も多いでしょう。
そして、その規模と信頼性から、個人や企業を含むさまざまな顧客に幅広い金融サービスを提供しています。
そのサービスとは、預金口座、クレジットカード、ローン、投資サービスなどで、幅広い金融商品を取り扱っています。
Chase銀行口座開設のメリット
Chaseの銀行口座の開設にはいくつかメリットがあります。
1つは単純に利便性の高い銀行と言うことです。
最大手なので支店やATMはアメリカ内で非常に多いです。オンラインバンクも使いやすく、またセキュリティもしっかりしています。
もう1つ重要なメリットとして銀行口座を開設することでクレジットカードの承認が得られやすくなります。
通常、Chaseのクレジットカードは渡米者には若干厳しい対応なのですが、銀行口座を開設することで承認を得られやすくなるということはこれまでの様々なデータポイントから知られています。
そしてもう1つ、銀行口座を開設することでボーナスとして現金がもらえます。ただこれはChase銀行に限った話ではなくアメリカでは大手から地方銀行まで頻繁に口座開設ボーナスは行われています。
口座の種類と口座維持手数料の回避
Chase銀行ではいくつかのタイプの口座がありますが最も代表的な2種類を紹介します。
それは当座預金口座 - Chase Total Checking Accountと普通預金口座 - Chase Savings Accountです。
Checking口座は普段使い用で利息は付きませんが、無制限に引き出し出来ます。
一方Saving口座は貯蓄用で利息は付き、預け入れは無制限に出来ますが、引き出しは月6回までと制限があります。
それぞれ維持手数料がかかりますが、条件を満たすことで免除されます。
Checking口座の手数料回避条件
上記条件のいずれかを満たすことで免除されます。そうでない場合は$12/月かかります。
Saving口座の手数料回避条件
上記条件のいずれかを満たすことで免除されます。そうでない場合は$5/月かかります。
【必要書類の確認】
オンラインでの開設の場合
下記情報があればオンラインでスムーズに口座開設出来るはずです。
申請開始前に準備しておきましょう。
SSNなしでも口座開設出来るのか
結論から言うと出来ます。ただしオンラインで開設することは出来ないようです。
渡米したてではSSNや運転免許証が準備できる前に、銀行口座が必要になることもあるでしょう。
そういった場合は下記書類を用意して、近くの支店に直接出向けば対応してくれるようです。
担当者によって言うことが変わる、というのがアメリカあるあるですので、訪問の際は事前にアポイントメントを取って必要書類を念のため確認しておくとスムーズでしょう。
【口座開設ボーナスについて】
Chaseは口座開設時にボーナスが手に入るプロモーションを実施していることがあります。
現在確認出来ているのはChecking口座とSaving口座両方を開設することで$600もらえるオファーと、Checking口座の開設で$300もらえるオファーです。
$600のオファーが生きているうちはこちらのオファーを使用しましょう。これが利用できないときは$300のオファーを利用してください。
Checking & Saving 口座開設の$600オファー
Chase Total Checkingを開設し90日以内に直接預金をすることで$300手に入ります。
加えてChase Savings口座を開設し、30日以内に合計$15,000を入金、後の90日間最低残高を$15,000以上にキープすることで$200手に入ります。
そして両方の条件を達成すると$100もらえ、合計$600のボーナスとなります。
Checking口座開設のみの$300オファー
Chase Total Checkingを開設し90日以内に直接預金をすることで$300手に入ります。
Checking 口座しか開くつもりのない方はこちらを使っていただけるとありがたいです。
リンク切れ時にご利用ください。
早期解約ペナルティ
ボーナスもらったらすぐ銀行口座閉じようと悪いことを考える人がいるかもしれませんがそうはいきません。
6カ月以内にいずれかのChaseの銀行口座を閉鎖した場合はボーナスが失われます。
またChaseのクレジットカードの申請も通りにくくなる可能性もありますので出来るだけキープすることがおすすめです。
【オンラインでのチェッキング口座解説手順】
実際の画面を確認しながら手順を解説します。画面はPCで申請した時のものですが、スマホからでも聞かれる内容は同じです。
手順1
下記リンクから申請画面にアクセスし、「Open an account」をクリックしてスタートです。
$600オファーリンク、$300オファーリンク
手順2
既にChaseのアカウントを持っているか確認されます。
クレジットカード等で既にアカウントをお持ちの場合は「Yes」、初めてChaseのアカウントを作る場合は「No」をクリックしましょう。
手順3
氏名を入力します。ミドルネーム、Suffix(2世とか3世とか)は省略可能です。
手順4
生年月日を入力します。月/日/年(mm/dd/yyyy)のフォーマットになります。
手順5
メールアドレス、電話番号を入力します。
手順6
住所を入力します。運転免許証と一致している必要があります。
手順7
アメリカ市民権(アメリカ国籍)、永住権を持っているか確認されます。
アメリカ市民権を持っていない人は国籍を入力します。加えてアメリカ在住の外国人かの確認がされます。
これを見ている多くの方は市民権は持っていないでしょう。永住権(グリーンカード)保持者は居るかもしれません。ほとんどの方はアメリカ在住外国人に該当するかと思います。
手順8
SSN(Social Security number) - 社会保障番号を入力します。間違いないようにしましょう。
手順9
ID(身分証明書)を選択します。ほとんどの方は運転免許証になるかと思います。
運転免許証の番号と発行された州を入力します。
手順10
情報の取扱いに合意する旨の確認です。2か所チェックを入れます。
手順11
以降は指示通り進めるだけで、迷わないと思います。お疲れ様でした。
デビットカード等は後ほど郵送で送られてきます。
【直接預金(Direct Deposit)について】
無事銀行口座を開設しましたが、口座開設ボーナスをもらうためには直接預金(Direct Deposit)をしなければなりません。
このDirect Depositとは何なのでしょうか。
Direct Depositとは支払人が直接受け取り人の銀行口座へ預金することです。ほとんどのケースにおいて給与や賃金の振り込みがこのDirect Depositに該当します。
つまり当口座を給与振り込み先の口座として登録してくださいね、という事です。ATMで自分の口座に現金を振り込んでもDirect Depositとしてはカウントされません。
給与以外でDirect Depositとしてカウントされるもの
様々な理由で給与振り込みを新たに設定出来ないというケースもあると思います。
Chaseの場合、Direct Depositの金額には指定が無いため少額(数十ドル)でも機能します。問題は何がDirect Depositとしてカウントされるのかという事です。
給与以外で代表的なものは社会保障の給付金や税金の還付がDirect Depositとしてカウントされると言われています。
以前は他の口座からChase銀行へ資金を動かしたときにもDirect Depositとしてカウントされたようですが、現在は多くの場合これではカウントされなくなっているようです。
アメリカの大手サイトDoCで何が機能して何が機能しないかのリストが作られていますが、いたちごっこ状態のようです。
保証は出来ませんが個人的に機能しそうな手段ではeBayで何か売って収入を得てみるとか、UberEatsで配達してみるとかが可能性が高そうです。
【銀行口座開設後のChaseおすすめクレジットカード】
せっかくChaseの銀行口座を開設したのでしたら合わせてChaseのクレジットカードも検討してみてはいかがでしょうか。
若干審査が厳しいと言われているChaseのクレジットカードですが、Chase銀行口座を持っているカスタマーには甘くなります。
Chase Freedom Rise
こちらはChaseから2023年6月からラインナップされた新しいカードでして、渡米したての人などクレジットヒストリーを新たに構築する人に向けたカードです。
年会費無料で還元率1.5%と最低限のメリットは備わっており、クレジットヒストリーが無く選択肢がほぼ無い時には重宝します。
ChaseのCheckingアカウントに$250以上の残高があれば認可が下りやすくなると明記されていますので、これからアメリカでの生活を始める人にとってはうってつけの1枚です。
Chase Freedom Unlimited
Freedom Unlimitedは年会費無料で基本1.5%のキャッシュバックがありつつも、旅行では5%、レストランやドラッグストアでは3%と高い還元率を誇ります。
カードを作るだけで$200がもらえる特典もあり、クレジットヒストリーが構築されつつある人は挑戦してみて下さい。
Chase Freedom Flex
Freedom Flexは様々なカテゴリで5%のキャッシュバックが得られるのですが、そのカテゴリが四半期ごとに変わるユニークなカードです。
例えば1~3月はスーパーマーケットで、4~6月はAmazonで、といったようにボーナスカテゴリが移り変わっていきます。
その他の特典はFreedom Unlimitedと非常に似ているのでどちらを作るかは好みによるかと思います。
Chase Sapphire Preferred
Sapphire Preferredはアメリカのクレジット界でも最高のカードの1枚として名高いカードです。
年会費は$95ですが、ここでは書ききれないそれを上回る特典が盛りだくさんです。
気になる方は是非チェックしてみてください!
【最後に】
いかがだったでしょうか。Chase銀行の口座は使いやすくメリットも大きいので是非検討してみてください。
ただし、口座維持手数料は取られないように回避条件をよく確認してくださいね!
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまの一助になれば幸いです。
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Chase(追跡)ものと言えばこの映画ですよね。
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3 件のコメント:
アメリカ赴任に向け、いつも大変参考にさせていただいております。
銀行口座開設にあたりボーナスを獲得できればと考えていますが、
あいにく給与口座としてはChaseを活用できない見込みです。
Wiseなどの送金手段で必要額を口座に入金することを考えていますが、この場合はDirect Depositとして見なされない可能性が高いでしょうか?
英語のソースも検索しましたが有力な情報が得られず、もしご存知でしたらご教示いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
何がDirect Depositとして見なされるかというのは結構難しい話で銀行側も対策してくるため昔使えた送金手段が今は使えないという話も多々あります。
Doctor of Credit の Direct Depositsとしてカウントされる銀行リストが役に立つかと思いますので確認されると良いかと思います。
このデータによるとWiseはカウントされなさそうです。
コメント読んだ感じRaiseは機能しそうですが何か売る必要があるので少し面倒そうです。
ご返信いただきましてありがとうございます。
確認させていただき、大変勉強になりました。
Wiseがカウントされる銀行もある様子で、大変複雑そうですね。。
自分の環境に沿った方法を探したいと思います。
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