インターコンチネンタルホテルズグループ:InterContinental Hotels Groupはイギリスに本社を置くホテルグループで、世界100カ国以上で5,900軒以上のホテルを運営しています。
ここアメリカではパーソナルカード2枚、ビジネスカード1枚をChase銀行から発行しています。
今回はこの3枚を比較して各カードの違いを見ていきましょう。
【基本情報】
Traveler | Premier | Premier Business | |
---|---|---|---|
パーソナル | パーソナル | ビジネス | |
年会費 | $0 | $99 | $99 |
ボーナス | 80,000 | 140,000 | 140,000 |
ボーナス要件 | $2,000/3ヶ月 | $3,000/3ヶ月 | $3,000/3ヶ月 |
付与 ステータス |
Silver Elite | Platinum Elite | Platinum Elite |
IHGホテル 利用時ポイント |
x17 | x26 | x26 |
その他特典 | 特筆事項なし | 更新時無料宿泊券 | 更新時無料宿泊券 |
3連泊すると4泊目無料(3カード共通) |
年会費無料カードと有料カードでは付与ステータスがシルバーなのかプラチナなのかとカード更新時に無料宿泊特典が付くかが異なります。
パーソナルカードとビジネスのPremierカードは非常に似た性能をしています。もちろんパーソナルカードなのかビジネスカードなのかという違いは大きいです。
【IHGカード作成時のサインアップボーナスの制限】
まず非常に大切なことで、現在のIHGパーソナルカードの会員、または24カ月以内にIHGパーソナルカードのサインアップボーナスを受け取った方はパーソナルカードのサインアップボーナスを受け取ることが出来ません。
つまりIHG Rewards Travelerを作ってサインアップボーナスを受け取った場合、その後最低24カ月は仮にIHG Rewards Premierを作ってボーナス受け取りのための支出要件を満たしたとしてもボーナスは受け取れません。
そのためパーソナルカードは実質的に二者択一です。
IHGビジネスカードについてはIHGパーソナルカード作成による制限を受けませんし、またIHGパーソナルカードもIHGビジネスカードによる制限を受けませんので、パーソナルカードとビジネスカードを1枚づつ持つことは可能です。
【Chase5/24ルールによる制限】
IHGカードはいずれもChase銀行から発行されているカードですので5/24ルールの影響を受けます。
そのため24カ月以内に5枚のパーソナルカードを作っている場合は、IHGカードはどれも作ることが出来ません。
またビジネスカードは作っても5/24にカウントはされないので、カード作成枚数に余裕があるならパーソナルを、無いならビジネスカードを優先したいところです。
Chase 5/24ルールの詳しい解説は下記記事をご覧ください。
またChaseのカードは銀行口座を持っていると申請が通りやすくなるので、クレジットスコアに不安があるかたはこちら(紹介リンク)から銀行口座を作っておくと良いでしょう。銀行口座を作って直接入金を実行すると$200も貰えます。
【無料宿泊券の価値】
年会費更新時に貰える無料宿泊特典は宿泊に必要なポイントが40,000までのホテルで1泊することが出来ます。
また泊まりたいホテルの必要ポイントが40,000ポイントを超える場合、その差分を支払えば泊まることが出来ます。例えば必要ポイントが48,000だとしたら8,000は支払いをして宿泊するようなイメージです。
時期さえ選べばタイムズスクエアのインターコンチネンタルホテルにも泊まれます。
ホテル泊をする人にとっては年会費有料のPremierとPremier Businessはこれだけでもキープする価値のある特典です。
またPremierとPremier Businessを2枚持ちすれば重複して特典を受け取れます。
IHGホテルに毎年泊まる予定を作れる人にとってはPremierとPremier Businessの価値は上がりますね。
【IHG One Rewards会員ステータス】
年会費無料のTravelerではシルバーエリートが、PremierとPremier Businessではプラチナエリートが付与されます。
シルバーとプラチナの違いは翌年のステータスのための繰り越し宿泊数、無料宿泊特典割引、客室保証、無料アップグレード、チェックイン時のウェルカムアメニティ、アーリーチェックインとなります。
何に価値を見出すかは人次第ではありますがアップグレードとウェルカムアメニティは嬉しいと特典です。
ただしPremierとPremier Businessどちらかを持っていればプラチナエリートは付与されるのでステータス目的ならばどちらかがあれば十分です。
シルバーエリートはあまり通常会員と大きな差は無いのでメリットを感じにくいかもしれません。
各特典について調べたい方はこちらの公式サイトでより詳しい情報が確認出来ます。
【ポイント還元率】
Traveler | Premier | Premier Business | |
---|---|---|---|
パーソナル | パーソナル | ビジネス | |
IHG Hotels and Resorts | x17 | x26 | x26 |
旅行 | x5 | x5 | |
食事 | x3 | x5 | x5 |
ビジネスでの購入 | x5 | ||
公共料金 | x3 | ||
ストリーミングサービス | x3 | ||
ガソリン | x3 | x5 | x5 |
その他 | x2 | x3 | x3 |
基本$1使用で1ポイントを基本として上記の表の倍率でポイントが付きます。
どのカードもIHGホテル以外で積極的に使っていきたいほどではありません。
ただPremierとPremier Businessの5倍カテゴリは悪くは無いかもしれません。ビジネスでの購入は事務用品店での購入はなどがあげられます。
【その他の特典】
パーソナルのPremierはDoorDashのメンバーシップ、DashPassが手に入りますが、おまけ程度ですしChaseのクレジットカードにはこの特典が付くカードも多いので特別魅力的な特典とは言えません。
PremierとPremier Businessはグローバルエントリー、TSA PreCheck、NEXUSのステートメントクレジットが手に入ります。これも旅行特典として付与してくれるカードは多いですが、人によってはこのステータスは嬉しい特典かもしれません。
【考察と検証】
Rewards Travelerについて
まず年会費無料のTravelerはサインアップボーナスでIHGのポイントを貯めるカードと割り切ってしまって良いと思います。
各特典は特筆するほどのものは無く、年会費無料にふさわしいカードです。
時折期間限定でサインアップボーナスが上昇していることがあるのでそのタイミングで作るのがおすすめです。
お金をあまりかけずにライトにホテル泊を楽しみたい方にはこちらのTravelerが合ってるでしょう。
PremierとPremier Businessについて
一方、PremierとPremier Businessは特典の大部分が重複しているので作るのならばどちらか一方で良いでしょう。私としてはPremier Businessをおすすめします。
理由としてはChase5/24にカウントされないという点が大きいポイントです。
ChaseにはWorld of Hyatt Credit Cardのように明らかにパーソナルカードを作りたいカードがありますので、そちらのために枠を残しておいておきたいところです。
もちろん、そんなに沢山クレジットカード作る無いよと言う方はパーソナルPremierを作るのも全然アリです。
2枚持ちはあり?なし?
2枚持ちするということはパーソナルのどちらか1枚とビジネスの1枚と言うことになります。
もちろんIHGホテルが好きな方は両方作るのもアリな選択肢です。
その場合ビジネスは確定しますが、パーソナルは目的によってどちらを作っても良いでしょう。
プラチナエリートのステータスはビジネスに付与されているのでポイント目的と割り切ってTravelerも良し、アニバーサリー特典狙いでPremierも良しでしょう。
カード申し込み
カードの申し込みはこちらの紹介リンクもしくは公式サイトからどうぞ。下記に個別の解説記事もありますのでよろしければ参考にしてください。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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