Amex から発行されている Delta SkyMiles Gold Business カードはデルタ航空のクレジットカードの中では扱いやすい部類のカードです。
2024年2月よりカード特典が大幅更新されましたのでその内容を含めて今回はこの Delta SkyMiles Gold Business を解説していきます。
【評価・年会費・特典】
Delta SkyMiles Gold Business | ||
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おすすめ度 | ★★★☆☆ | |
カードブランド | American Express / Business | |
年会費 | $150(初年度無料) | |
ポイント還元率 | 2% | デルタ航空、レストラン、配送、広告 |
1% | その他 | |
サインアップボーナス | 75,000 Miles 期間限定 | |
ボーナス条件 | 6カ月以内に$6,000の使用 | |
その他の主な特典 |
最初の預け入れ手荷物無料 特典航空券をマイルで購入した際15%オフ Zone 5 の優先搭乗 デルタの機内販売が20%割引 $200 Delta Flight Credit(暦年で$10,000利用必要) $150 Delta Stays Credit |
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外国為替手数料 | なし | |
公式サイト | americanexpress.com |
頻繫にデルタ航空を利用するけど高い年会費のカードは好ましくないという方にはこの Delta SkyMiles Gold Business カードは最適なカードです。
初年度は年会費無料も嬉しく、預け入れ荷物が1つ無料だったり、最大8名まで優先搭乗出来たりと快適な空の旅に役立つ特典が揃っています。
初年度は年会費無料だと考えるとかなりコストパフォーマンスの良いサインアップボーナスです。
2年目以降も特典航空券15%オフの特典や $200 の Delta Flight Credit や $150 の Delta Stays Credit を利用することが出来れば、年会費の相殺も可能です。
ただ Flight Credit はともかく、Stays Credit を額面通りの価値としてとらえるかと言われればこれは怪しいところです。
Amex のビジネスカードは 5/24 にカウントされず2枚目以降は審査もゆるいので積極的にマイルやポイント貯める人の強い味方であってくれます。
デルタマイルは有効期限が無いので使うの忘れて有効期限が切れるといった心配がないのもいいですね。
【サインアップボーナスについて】
ファミリールールについて
2023年の秋ごろから Amex のファミリーカードのルールが変更されてきました。
具体的には同系列(同一ファミリー)のカードは上位カードを持っている、もしくは持っていた場合は下位カードのサインアップボーナスが受け取れなくなりました。
この同系列のカードを持っているとサインアップボーナスを受け取れなくなるルールは現時点では Delta のパーソナルカードには適用されていますが、Delta ビジネスカードには適用されていません。
Amex ファミリールールはビジネスカードへは波及していませんので Delta SkyMiles Gold Business 以外の Delta カードを持っていてもこのカードのサインアップボーナスは受け取ることが出来ます。
ただし今後変更になる可能性は捨てきれませんので、申請時にオファー規約を読むクセは付けたほうが良いでしょう。
期間限定サインアップボーナスについて
以下に平時のサインアップボーナスと期間限定のサインアップボーナスを記載します。
現在のサインアップボーナスで申請するかどうかの判断の1つにしていただければと思います。
【デルタマイルの使い道】
デルタマイルはアメリカ国内線で使うのがおすすめです。お得な航空券は公式サイトのお得情報を確認するのが簡単です。
デルタ航空の属するスカイチームには日本の航空会社は所属していないので、国際線で使う場合はヨーロッパへの旅行などが選択肢に入ります。
デルタのアメリカ国内のハブ空港は以下になりますので、これらが最寄りの空港の方はより使いやすいでしょう。
アメリカ大手の航空会社だけあって使うには困らないのではないでしょうか。
ただ住んでいる地域によっては最寄り空港からハブ空港への便が少ない方もなんてこともあるので、自分の最寄り空港からの使い勝手も確認しておきましょう。
【デルタ航空利用時の特典】
デルタ航空の使用で以下の特典が得られます。
面白いのはこの特典はカードに紐づいているのではなく、デルタのスカイマイルアカウントに紐づいている点です。
つまりカードさえ持っていればこのカードで支払いをする必要は無いわけです。
ちなみにデルタの預け入れ手荷物は1つ目から$30かかります。
1つ目の預け入れ荷物無料と優先搭乗の特典はこのカードの所持者が予約することで、カード所持者以外の最大8名も同じ特典を得られます。
家族旅行で預け入れ荷物をする場合、それぞれ1つの荷物が無料になりますし、全員で同時に搭乗出来ます。
マイルをより効果的に使うには この15%オフの割引の特典も役に立ちます。
下の例では Main Cabin が通常23,500マイルかかるところ、Delta SkyMiles Gold を持っていれば19,900マイルでチケットが買えます。カードを持っていれば自動的に適用されますので使い忘れる心配もありません。
【クレジット特典】
Delta Flight Credit
暦年で$10,000利用した場合、$200 の Delta Flight Credit を受け取ることが出来ます。
これは Delta eCredit として付与され、デルタ航空から直接購入する航空券に利用することが出来て、有効期限は付与されてから1年です。
$10,000 利用して $200 の報酬ですので還元率で考えれば2%で、悪くは無いものの、良くもありません。
わざわざ狙ってカード利用するほどではありませんので、普通に使って達成出来たらラッキー程度の報酬でしょう。
Delta Stays Credit
Delta Stays Credit はdelta.com/stays 経由で利用できるクレジットです。
カードの特典として $150 分利用できますが、これがそのまま $150 の価値があるかは疑問です。
というのも、このデルタの専用ポータルサイトから予約出来るホテルの価格が最安かどうかは分からないからです。
ホテル系のクレジットカードをお持ちの方でしたら、そちらを活用した方がお得に宿泊できるでしょうから、この特典はあまり魅力的には映りません。
【どんな旅行が出来るのか】
このカード1枚でどんな旅行が出来るのか調べてみました。
このケースではロサンゼルス→シアトルの週末2日の旅行を想定してみました。
1人の往復チケット代はメインキャビンで19,000マイル(+$12)でした。
さらにホテルのクレジットカードなんかも作ってホテル代もポイントで補えばほとんど無料旅行の完成です。
【Amex カードの基本ルール】
【ポイント還元率】
Delta SkyMiles Gold Business は基本$1使用で1マイルで、デルタ航空・レストラン・配送・広告で2倍、その他で1倍となっています。
広告と配送はそれぞれ年間$50,000までの上限があります。
還元されるマイルとしては積極的に使っていくカードではないですね。
【対抗カード】
Delta SkyMiles Gold
パーソナルかビジネスかの違いを除けばDelta SkyMiles Gold パーソナルとは殆ど同じと言ってもよいくらいの差しかありません。
1つの違いはポイント還元率のカテゴリの差でデルタとレストランはパーソナルもビジネスも同じですが、広告と配送はビジネスにしかないボーナスカテゴリです。とは言えこれは多くの人にとって使用額が高いカテゴリでは無いでしょう。
もう1つはサインアップボーナスの違いです。もらえるポイントはビジネスの方がやや高いですが、もらうために必要な出費が多いのでこれは考慮すべきことの1つでしょう。
Delta SkyMiles Platinum Business Card
1つ上のランクの>Delta SkyMiles Platinum Businessを検討してみるのも良いでしょう。
プラチナになるとカード更新時にコンパニオンパスがもらえるのが特徴で、カードをキープする予定なら候補に入ります。
【紹介リンク】
もしここまでの解説でDelta SkyMiles Gold Businessを作ろうと思った方は下記リンクから作ってもらえると下記リンクから作ってもらえると私や読者様に紹介ポイントが入るので大変うれしいです。
ただし紹介リンクのオファーと公式のオファーでもらえるポイントに差がある場合がありますので、よくチェックしてもらえるポイントが大きい方のオファーを使ってください。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。優秀なサインアップボーナスでサクッとマイルを貯めたい方におすすめのカードです。
年会費も上がってしまいましたし、正直2年目キープの価値はあまりないので、解約して次はパーソナルを作ってみるとかプラチナにチャレンジするといった次のカードを作るのが良いでしょう。
2024年2月に行われた変更内容については下記記事で解説しています。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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