Chase発行のRitz-Carlton クレジットカードは人気の高いクレジットカードでした。
現在新規申し込みは出来ませんが、カードの入手方法はあります。
今回はそんなアメリカのクレカ好きでなければ知らなさそうなRitz-Carltonクレジットカードについて解説します。
【評価・年会費・特典】
Ritz-Carlton Credit Card | ||
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おすすめ度 | ★★★★☆ | |
年会費 | $450 | |
ポイント還元率 | 6% | Marriott |
3% | レストラン、レンタカー、航空券 | |
2% | その他 | |
サインアップボーナス | 新規申し込み不可のため無し | |
ボーナス条件 | 新規申し込み不可のため無し | |
その他の主な特典 |
無料宿泊券(85,000ポイント上限) プライオリティ・パス $300エアラインクレジット ゴールドエリートステータス 暦年ごとに15泊の宿泊実績 $100のホテルクレジット $100のGlobal Entryクレジット レンタカー保険(Primary) |
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外国為替手数料 | なし |
Ritz-Carlton Credit Card は最高級カードの1枚ですが、その中では年会費も安めで年会費以上の働きをするカードです。
無料宿泊特典が注目されますが、Chase系のプライオリティパス付属カードでもあり、年間のクレジットも特典も付属し、さらに保険も優秀と隙の無いカードです。
カード付属のマリオットのエリートステータスがゴールド止まりなのが若干寂しいですがそれを差し引いてもキープするにあたる優秀なカードです。
新規申し込みが出来ないため、サインアップボーナスはありません。
このRitz-Carlton Credit Card を作るとAmexのMarriott Bonvoy Brilliantが作れなくなる点は注意が必要です。
【強力な無料宿泊特典】
なんとRitz-Carlton Credit Cardの無料宿泊特典は1年に1回、1泊85,000ポイントの部屋まで泊まることが出来ます。
例えばThe Ritz-Carlton Tokyoは1泊82,000の高級ホテル。普通に泊まれば1泊18万円ほどします。これに年会費$450のクレジットカードの特典で無料宿泊出来るのですからこれだけでも十二分にRitz-Carlton Credit Cardの価値があるというものです。
1泊85,000ポイントを超えるホテルでも差額のポイントを払えば特典を活用できます。例えば1泊90,000ポイントのホテルなら差額の5,000ポイントを払うことで宿泊することが出来ます。
このように高級ホテル好きにはたまらない特典です。
この特典が目玉なので、逆にホテルにそこまでこだわりの無い方にはおすすめ出来ないカードです。
【プライオリティ・パス】
プライオリティパスで世界中の1400を超える空港のラウンジに入ることが出来ます。ラウンジの場所については公式サイトをご確認ください。
ラウンジ利用の前に事前申請が必要です。申請するとプライオリティパスが郵送されます。またデジタルパスも同時に手に入ります。
ラウンジには同伴者を2名まで(本人含めると3人)無料で入ることが出来るのが嬉しい点です。
またプライオリティパスセレクトのレストランで使用できる1回1人$28のクレジットも付属します。こちらはチップ代は含まれていないので注意しましょう。
このプライオリティパスセレクトレストランにクレジットが付属するのが結構大きく、Amex PlatinumやCapital One Venture Xはプライオリティパスラウンジに入れてもレストランクレジットは付いていません。
1人$28なので2人で利用すれば$56のクレジットになりますし、1回につきなので時間があれば2軒はしごすることも出来ます。
これはChase Sapphire Reserveのプライオリティパス特典と同等で、あちらは年会費$550かかることを考慮すると、より安い年会費で完全なプライオリティパスが取得できると考えることも出来ます。
【$300エアラインクレジット】
追加の預け入れ荷物や機内Wifi、座席アップグレードやラウンジアクセス費用などに使える$300のクレジットが提供されます。
おすすめは座席アップグレードに使う方法で疑似的にチケット代の一部として考えることも出来ます。
ただ自動的にトリガーされない点が若干面倒で、ChaseのWebサイトやアプリからsecure messageを送って使う必要があります。
連絡さえすれば1~2日以内に処理されます。
【その他の特典】
ゴールドエリートステータス
Marriottのゴールドエリートの詳細については公式サイトで確認できます。
さらに暦年で$75,000このクレジットカードを使うことでプラチナステータスも与えられます。
宿泊実績は15日付与されますが、他のパーソナルMarriotカードとは重複しません。
各クレジット
$100ホテルクレジット
The Ritz-CarltonかSt. Regisホテルで使える$100のクレジットです。
ポイント伯ではなく有償である必要があり、また最低2泊する必要があります。
$100 Global Entryクレジット
TSA PreCheckまたはGlobal Entryへ支払い時にクレジットが付与されます。
各種保険
レンタカー保険(CDW)
このレンタカー保険はPrimary(一次補償)なのでかなり優秀です。
上限$75,000とSapphire Reserveと同等の保険です。
ロストバゲージ保険
飛行機で手荷物を預けた際、紛失したり破損した場合、1人当たり$3,000まで補償されます。
旅行キャンセル・遅延保険
悪天候等、やむを得ない事情で中止になり前払い分が返金不可の場合でも1人当たり$10,000、1旅行当たり$20,000を上限として払い戻されます。
また飛行機が6時間以上遅れた場合、食事や宿泊など航空会社がカバーしてくれない費用を1航空券あたり$500まで補償されます。
【ポイント還元率】
Ritz-Carlton Credit Cardは基本$1使用で1ポイントで、Marriotで6倍、レストラン・レンタカー・航空券で3倍、その他で2倍となっています。
ただしMarriottのホテルでは公式サイトから予約することで 6(クレカ) + 10(Marriott会員) + 2.5(ゴールドエリート) の合計18.5倍のポイントが付きます。
また覚えておきたいことはMarriottのポイントはAmericanやJALなど他のポイントからは変換出来ないポイントにも交換出来るという事です。
通常3:1(Marriottポイント3に対しエアラインマイル1)ですが、60,000ポイントまとめて転送すれば5,000ポイントのボーナスが付きます。
(ただしアメリカン航空 AAdvantage、アビアンカ航空ライフマイル、デルタ スカイマイル、大韓航空 スカイパスはこのオファーの例外でレートは3:1固定です。)
なのでMarriott 60,000 : Airline 25,000で2.4:1の比率になります。お得な使い道とまでは言えませんが他の方法では獲得の難しいマイルなので覚えておくと良いでしょう。
【カードの入手方法】
前述のとおりRitz-Carlton Credit Card は新規申し込みは出来ません。
ではどうやって入手するのかと言えば、下位カードからのアップグレードで作ることが出来ます。
下位カードの入手
Chase系のMarriotカードが対象です。
つまり、Marriott Bonvoy Bold、Marriott Bonvoy Boundless、Marriott Bonvoy Bountifulのいずれか入手するところからスタートしましょう。
間違ってAmex系のMarriotカードを作らないように注意です。
1年以上カードをキープ
新規アカウント開設後、1年はアップグレード出来ないのでサインアップボーナスを獲得しつつ、カードをキープしましょう。
限度額の更新
Ritz-Carlton Credit Card にアップグレードするには限度額が最低$10,000必要と言われています。
もし足りないようならWebまたはアプリからsecure messageを使ってChaseにリクエストをしましょう。
条件を満たしたらChaseへRitz-Carlton Credit Card へのアップグレードを申請しましょう。
記事執筆次点では有効な方法と言われていますが、将来的にはこの方法が使えなくなるリスクがあることはご承知願います。
【対抗カード】
Marriott Bonvoy Brilliant
当然ながら最大の対抗カードはAmexより発行されているMarriott Bonvoy Brilliantです。
年会費$650、同クラスの無料宿泊特典、プラチナエリートステータス、25泊の宿泊実績とRitz-Carlton Credit Cardにも負けない特典です。こちらは直接申し込み出来ます。
Marriott Bonvoy BrilliantとRitz-Carlton Credit Card両方欲しい人は先にBrilliantを作ってからRitz-Carltonアップグレードを申請しましょう。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。カッコイイだけでなく特典も素晴らしくRitz-Carlton Credit Card です。
入手まで時間がかかりますので、欲しい方はChaseのMarriotカードに優秀なサインアップボーナスが来た時に優先的に作っておくと良いでしょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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2 件のコメント:
大変分かりやすくまとめて頂き、いつも参考にしています。
当クレジットについて一点質問教えてください。
(いつまでアップグレードで入手できるかというのはありますが、)このアップグレードはChaseの5/24ルールの対象外なのでしょうか?
基本的にアップグレードは信用調査は行われないため、5/24にカウントされない可能性が高いです。
ただしこれはアップグレードをするカスタマーサポートの担当者にもよるかもしれません。
アップグレードを依頼するときに、ハードプル(hard credit pull)が行われないか、クレジット番号が変更にならないか確認することをおすすめします。
どちらか、もしくはどちらも行われる場合は5/24にカウントされるリスクがあります。
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