皆さんはANA Payというスマートフォン決済サービスをご存じでしょうか。
ANA Payは事前にカードに入金し、その額を支払いに利用できるというサービスです。
今回はこれを活用し、アメリカのミニマムスペンド達成に一役買ってもらおうというお話です。
ちなみにANA Payはアメリカからでも登録・利用が可能です!
【ANA Payとは】
ANA PayとはANAマイレージクラブアプリで使える決済サービスです。
クレジットカードやApple Payなどからチャージして使うタイプのタッチ決済のサービスで、200円の利用ごとにANAのマイルが1マイル貯まります。
感覚としてはプリペイドカードのようなものです。
チャージした金額はVISAのタッチ決済と、電子マネーのiDが利用可能で、日本で使う分には困りません。
またクレジットカード番号もあるので日本の通販でも利用できます。
【アメリカのクレジットカードでもチャージ可能】
このANA Payへのチャージはクレジットカードでも対応していますが、アメリカ発行のクレジットカードでもチャージが可能です。ただしAmexは対応していないようです。残念!
私は作ったばかりのWorld of Hyatt Credit Cardで実際に試してみました。
サクッと何の問題も無くチャージされました。
後日確認したところ間違いなくミニマムスペンドの達成に寄与しています。
ANA Payは本人確認が完了していれば1日10万円、1カ月30万円上限でチャージが可能です。つまり現在の1ドル140円レートで計算すれば$2,000以上のクレジットカードの利用が可能ということです。(ちなみに残高の上限も30万円)
$2,000分ブースト出来ればミニマムスペンドが原因で作るのを諦めていたカードにも手が届くのではないでしょうか。もしくは早々にミニマムスペンドをクリアして次のカードに、というのもアリです。
またチャージの際にはしっかりクレジットカード側にもポイントが付与されています。
チャージの際はクレジットカードのポイントが、ANA Pay利用時はANAマイルが貯まるので、実質ポイント&マイルの二重取りが可能ということです。
これはANA派の方は普通に使っても美味しいです。。。
【アメリカでANA Pay利用する際の注意点】
必ず外国為替手数料無料のカードを使う
決済は日本円で行われますのでアメリカのクレジットカードを使った場合、カードによっては外貨を交換する際の手数料がかかってしまいます。
チャージする金額によっては馬鹿にならない額を取られますので必ず外国為替手数料無料のカードを使いましょう。
ANA Pay キャッシュの有効期限は4年
チャージしたANA Pay キャッシュには期限があります。
ANA Payキャッシュの有効期限は最後にチャージもしくは利用した時から、つまり最後に残高が増減した時から4年です。
アメリカにいるうちにチャージしていつか使おうと思ったまま期限切れになる、なんてことが無いようにしましょう。悲しすぎます。
ANA Pay キャッシュの使い道を考えておこう
日本で裏技のようなものがあれば分かりませんが、原則としてクレジットカードなどでチャージした電子マネーを現金にそのまま交換することは出来ないはずです。
チャージした金額は日本で現金のように使うことは出来ますが、現金ではありません。
つまりチャージしたANA Pay キャッシュを銀行に入金、再度アメリカに送金、なんてマネは出来ないと思っておきましょう。(出来たとしても怒られそう。)
個人的には日本に戻った時に使うのに加えて、日本にいる知人へのプレゼントを通販で買うのに利用したり、日本のスマホアプリの課金に使おうかなと考えています。
旅行カテゴリのトランザクションではない
アメリカのクレジットカードには旅行カテゴリの利用で沢山ポイントの付くカードが多いです。
私が手持ちのカードで試した見たところ、残念ながら少なくとも旅行カテゴリでは無さそうです。
断定は出来ませんがおそらく交通カテゴリでも無さそうなので、殆どのカードでその他カテゴリ扱いでしょう。
【気になる為替レートは】
さて、いくらANA Payへのチャージがミニマムスペンドに使えるからと言って、カード会社の為替レートによっては普通にドルから日本円へ送金したほうがお得ということもあるかもしれません。
こちらも実際に試してみました。試したカードは先ほども紹介したWorld of Hyatt Credit Card(VISA)です。
先ほど伝えた通り、まずは1000円のチャージで試してみました。
チャージした瞬間のレートは143.659円/ドル。
まだpendingですが請求額は$6.99。計算するとこれは143.062円/ドル。クレジットカードの為替レートがどのタイミングのレートを採用しているかは分かりませんが、リアルタイムとは0.6円/ドルの差があったということです。
これは経費率にして0.4%とかなり良心的です。$10,000送金して手数料$40ですからかなり良いのではないでしょうか。
優秀な送金アプリのWiseもなかなかこれほどにはなりません。
そして実際に支払いが確定した時は$6.92の請求がありました。計算するとこれは144.509円/ドル。より良いレートでの支払い確定となりました。
これは支払いが確定するまでの間に円安がさらに進んだためでしょう。もし円高に進んでいたらより悪いレートになったと推測されますが、短期の為替の動きなんて常人には予想できないので細かいことは気にしないで良いでしょう。
大切なことはクレジットカード決済の為替レートはユーザーとしてはかなり良心的であるということです。
【アメリカからANA Payを使うのに必要なもの】
ANA Payの登録には090, 080,070のいずれかから始まる日本の電話番号が必要です。
日本の番号をお持ちの方は問題ありませんが、お持ちでない方はpovoというサービスが基本料無料でおすすめです。
またチャージ上限を上げるための本人確認には運転免許証などの本人確認書類も必要です。
povoは基本料無料で海外でもショートメッセージの受信は無料なので、今回のANA PayのようなSMSで認証コードを受信するだけの場合は完全に無料で利用できます。ただしこちらも本人確認書類は必要です。
ざっくりしたANA Payの始め方はこちらの外部サイト様が分かりやすいと感じました。
とは言え特に難しいことも無く直感的に使えます。
povoについては公式の説明が分かりやすいのでご確認ください。
【ANA Pay利用におすすめのカード】
基本的にミニマムスペンド達成目的で利用するのがおすすめですが、ANA Payを疑似的な送金目的使う場合のおすすめカードを紹介します。
World of Hyatt
World of Hyattのポイントは価値の高いポイントです。
通常このカードではその他カテゴリでは1倍しかポイントを獲得できませんが、カードを作って最初の6カ月だけはその他のカテゴリでも2倍のポイントが付きます。
これを利用しない手は無く、最初のブーストとANA Payの相性は良いです。もちろん為替手数料はかかりません。
Venture X Rewards
Venture Xは為替手数料無料でその他カテゴリでも常時2倍の還元率。そしてエアラインマイルへ転送可能な柔軟性の高いポイントです。
残念ながらANAマイルへは転送出来ませんが、旅行で使いやすいポイントですのでおすすめです。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。本記事の内容を3行でまとめておこうと思います。
個人的には次に作るのを狙っているInk Business Preferredのミニマムスペンドが高いのでこれを達成するのに本格活用したいと考えています。
ミニマムスペンド達成だけでなく、疑似的なドルから日本円への送金にも使えますので、ぜひANA Payを活用してみて下さい。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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5 件のコメント:
いつも ブログ記事ありがとうございます 勉強になります。
この方法は 他のペイ 例えば paypay あるいは au Pay などでも可能だと思うのですが、ANA payしかアメリカのクレカは使用できないということなのでしょうか?
お教えいただけますと幸いです。
コメントありがとうございます。
ANA Pay以外は私が試していないので確かなことが言えないです。
もし試してみたのでしたら情報シェアしていただけますと助かります。
承知しました。素早いご返答ありがとうございます。個人的にはPAYPAYが最も汎用性が高いと考えているので、試してみたいとは思いますが、おそらく本帰国前の送金の一環という感じになるので、もう少し先になると思います。私自身はそこまで頻回に旅行をしないのと ビジネスクラスにあまり こだわりがないので ポイントだけにこだわるというよりは お金を投資などで増やした方がいいのかなという部分があるので日本ポイントに送金してまで今すぐにポイントを必要としていないためです。今後ともよろしくお願いします。
長々と コメント書きましたが 遊び半分で近々 ちょっとやってみるかもしれません。
日本のポイント関係は殆ど把握しておらず恥ずかしい限りです。
クレカでポイント付けながら投資が出来るなら面白そうです。
今後ともよろしくお願いします。
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