Hiltonブランドは最上級ホテルからお手頃なクラスまで世界各地に約7000軒のホテルやリゾートを持つホテルチェーンです。
アメリカで発行されているクレジットカードは4種類ありますので、今回はこれらを比較して各カードの違いや選び方を考えています。
注意:こちらの記事は2023/10/18以前の情報です。
【基本ステータス比較】
Honors | Surpass | Aspire | Business | |
---|---|---|---|---|
パーソナル | パーソナル | パーソナル | ビジネス | |
年会費 | $0 | $95 | $450 | $95 |
ボーナス | 80,000 | 130,000 | 150,000 | 130,000 |
ボーナス要件 | $2,000/3ヶ月 | $2,000/3ヶ月 | $4,000/3ヶ月 | $4,000/3ヶ月 |
付与 ステータス |
シルバー | ゴールド | ダイヤモンド | ゴールド |
Hiltonホテル 利用時ポイント |
x7 | x12 | x14 | x12 |
その他得意 カテゴリ |
グロサリー レストラン ガソリン |
グロサリー レストラン ガソリン |
旅行 レストラン |
ビジネス 旅行 |
その他特典 | 特になし | 制限PPx10※ | PP※ 無料宿泊特典 各クレジット |
制限PPx10※ |
※PP:プライオリティパス
サインアップボーナスは通常時のもの記載しています。時々ある期間限定サインアップボーナスの時はこれ以上になります。
SurpassとBusinessは非常に似た性能をしています。基本的にはビジネスから作るのがおすすめです。
Aspire以外は期間限定サインアップボーナスのオファーが出現することもしばしばあるので、そのタイミングで作りたいところです。
最高級のAspireは期間限定のオファーをほぼ見ないので、ご自身のタイミングで作って良いでしょう。
各カード詳しい記事は以下でまとめています。
【Hiltonクレジットカードの特徴】
Hiltonカードの特徴はいろいろありますが、総じて言えば初心者にも分かりやすく、ホテルステイをお得に楽しむのが簡単ということです。
サインアップボーナス受け取り制限が緩い
MarriottのクレジットカードやIHGのクレジットカードはこちらのカードを作ったらあちらカードのサインアップボーナスはしばらく受け取れない、といった条件があります。特にMarriottの制限関係は複雑です。
それに対しHiltonのクレジットカードのサインアップボーナスは以前に同じカードを作ったことが無ければ受け取ることが出来ます。
取り合えず作ってしまっても後々後悔することが少ないのはメリットと言えるでしょう。
ただしAmexのカード内での制限はあります。こちらについては確認しておくと良いでしょう。
クレジットカード作成だけで最高ステータスが手に入る
Hiltonクレジットカードの最上位カード、Hilton Honors Aspireは作るだけで最高ステータスのダイヤモンドステータスが手に入ります。
通常は年間でHiltonホテルに60泊が必要なこのステータスをカードを作るだけでポンとくれるのがHiltonの気前の良さです。
他のホテルブランドのように「今年はステータスを維持するのにあと何泊しなくては・・・」と考える必要が無く、カードを複数作って滞在実績を確保したりといったことも必要がありません。
Amexポイント(MRポイント)をHiltonポイントに1:2で転送できる
AmexのMRポイントやChaseのURポイントなどはホテルブランドのポイントに転送できるのは皆さんご存じだと思います。
その交換レートは基本的に1:1なことが多いですが、Hiltonの場合はMRポイントからHiltonポイントへ1:2で転送することが出来ます。
つまり1,000 MRポイントを転送すれば2,000 Hiltonポイントが手に入るわけです。
MarriottやIHGのポイントとの価値は似たり寄ったりなので、ポイント転送で2倍もらえると考えるとかなりお得です。
ゴールドステータスでも朝食無料
最高ステータスのダイヤモンドステータスは部屋のアップグレード等の特典が満載ですが、Hiltonは1つ下のゴールドステータスも悪くありません。
Hiltonのゴールドステータスは朝食無料の特典が素晴らしく、他のホテルブランドではゴールドステータス相当クラスではこの特典は中々ありません。
ゴールドステータスはSurpassかBusinessで付与されるので、最高級カードを作らなくともほどほどのステータス特典が貰えるのは良い点でしょう。
無料宿泊特典は最上位カードのみ
MarriottやIHG、Hyattクレジットカードは年会費$100クラスのクレジットカードにもカード更新時に1泊の無料宿泊特典が付いていますが、Hiltonのクレジットカードがカード更新時に1泊の無料宿泊特典を提供するのは最上位のHilton Honors Aspire(年会費$450)のみです。
そのためカードを作ってから1年後は、カードの特典が年会費の価値以上にあるか、考える必要があります。
【Hilton Honors会員特典】
特典 | シルバー | ゴールド | ダイヤモンド |
---|---|---|---|
無料のボトルウォーター | ✓ | ✓ | ✓ |
特典滞在での5泊目無料宿泊特典 | ✓ | ✓ | ✓ |
部屋のアップグレード(エグゼクティブ) | ✓ | ✓ | |
毎日の飲食クレジットまたは朝食 | ✓ | ✓ | |
お部屋のアップグレード(スイート) | ✓ | ||
エグゼクティブラウンジの利用 | ✓ | ||
プレミアムWi-Fi | ✓ |
Hiltonの会員ステータスの詳細についてはこちらで確認することが出来ます。
ゴールド会員でも無料の朝食と空きがあればエグゼクティブまでの部屋へのアップグレードをしてもらえます。
とは言えやはり本領を発揮するのはダイヤモンドステータスからです。
スイートまでのアップグレードとエグゼクティブラウンジの利用が出来る特典は素晴らしく、高級ホテルステイを満喫するならAspireが欲しくなります。
全てのホテルにエグゼクティブラウンジがあるわけでないので予約前に確認しておきましょう。
またシルバーからもらえるボトルウォーターもホテルによっては忘れられることもありますので、その時はホテルのフロントに伝えましょう。
【ポイント還元率】
Honors | Surpass | Aspire | Business | |
---|---|---|---|---|
Hilton Hotels and Resorts | x7 | x12 | x14 | x12 |
レストラン | x5 | x6 | x7 | |
スーパーマーケット | x5 | x6 | ||
ガソリン | x5 | x6 | x6 | |
旅行 | x7 | x6 | ||
配送 | x6 | |||
電話料金 | x6 |
基本$1使用で1ポイントを基本として上記の表の倍率でポイントが付きます。
どのカードもHiltonホテル以外で積極的に使っていきたいほどではありません。
ちなみにその他のカテゴリはx3でポイントが付きます。
【プライオリティパス特典】
プライオリティパスによって世界中の1400を超えるラウンジに入ることが出来ます。ラウンジの場所については公式サイトをご確認ください。
SurpassとBusinessにはプライオリティパスの年10回の使用権が、Aspireには年間通しての使用権が付属しています。
Amex発行のプライオリティパスなのでレストランのクレジットは無し、提携ラウンジの利用権だけになります。
プライオリティパスの特典は高級クレジットカードによく付属する特典ですのでそういったカードをお持ちの方にとっては特に意味のない特典になってしまいます。
持っていない方にとってはなかなか良い特典です。
年10回の利用権もお試しと割り切れば、プライオリティパスラウンジの雰囲気を味わえ、今後のクレジットカードでプライオリティパスが付属するカードを狙うのか、不要なのかの判断材料になるでしょう。
【その他のAspire固有の特典】
これまであげたもの以外にもAspireには年1回の無料宿泊特典、$250のヒルトンリゾートクレジット、$250のエアラインフィークレジット、$100のプロパティクレジットと、年会費以上の特典があります。
これらの特典をフルに毎年使い切るのは大変ですので、予め特典の内容を確認し、どの程度が自分で使切れそうかを考慮することが大切です。
とは言え使いやすい無料宿泊特典とエアラインクレジットだけでも年会費の元は取れるでしょうから、旅行好きの人はAspireを作る価値は十分あると思います。
【おすすめ作成順番】
個人的なHiltonクレジットカード内のおすすめ作成順番は、Aspire or Business(同率1位) → Surpass(3位) → Honors(4位) です。
せっかくHiltonのカードを作るなら簡単に最高ステータスが手に入り、年会費の回収も楽なAspireを作りたいという気持ちが大きいです。
ですが、パーソナルカードを作り過ぎるとChase 5/24 ルールに抵触し、他のカードをを作りにくくなるのもまた事実です。
そう言った意味で、先にBusinessを作ってHiltonホテルを体験しておくというもの大いに有りな選択肢でしょう。ちなみにビジネスカードは個人でも簡単に作れます。
ビジネスカードに抵抗があったり、いきなり年会費の高いカードはちょっと、という方はSurpassから入るのも有りでしょう。Hiltonホテルが気に入ればAspireを作ることも検討してみて下さい。
年会費無料のHonorsはサインアップボーナスが目的と割り切ってしまい、カード特典にはあまり期待したい方が良いでしょう。
【紹介リンク】
もしここまでの解説でHiltonのクレジットカードを作ろうと思った方は下記リンクから作ってもらえると私にも紹介ポイントが入るので大変うれしいです。
ただし紹介リンクのオファーと公式のオファーでもらえるポイントに差がある場合がありますので、よくチェックしてもらえるポイントが大きい方のオファーを使ってください。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。今回はHiltonのクレジットカードを比較してみました。
その気になればこの4枚を全て作ることも出来るのがHiltonのクレジットカードの面白いところです。
駐在の方はアメリカにいるうちにポイントを貯めて、日本に帰ってからRoku Kyotoをはじめとしたリゾートホテルで豪遊!なんてのも良いかもしれませんね。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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