12月はAmex Platinum などの年間クレジットを持つカードを申請するには良いタイミングです。
その理由として、上手くやれば1年分の年会費で3年分の特典を獲得できるためです。
今回は Amex Triple Dip と呼ばれる裏技(?)を解説していきます。
【前提知識】
このテクニックの前提としてAmexの基本的な以下のルールを知っておきましょう。
これらを簡単におさらいしておきましょう。
暦年での特典リセット
一部の特典は暦年、つまり12月から1月に切り替わるタイミングでリセットされます。
代表的なものは各 Amex Platinum や Amex Business Platinum の$200 Airline Fee Credit でしょう。
年会費の返金
これはご存じの方も多いのではないでしょうか。
Amex のカードは年会費が発生しても30日以内でしたら、カードキャンセル時に伝えれば返金に応じてくれるはずです。
年会費の請求日
Amex は通常、年会費を最初のカード明細の締め日に請求します。
12月の初旬にカードを申込、承認されたした場合、年会費は最初のカード明細の締め日である、12月下旬~1月初旬にかけて請求される見込みが大きいです。
そうなると1年後の年会費が請求されるのもその1年後ということになります。
これらを総合すると12月初旬に申し込み、年会費の返金出来るギリギリまでカードを維持した場合は1回の年会費で、暦を2回(2024年末、2025年中、2026年初)またぐことが可能ということです。
【Amex Triple Dip の手順】
まずはカード作成
12月初旬~中旬を目安にカード申請をします。
おすすめのカードは先ほども紹介した Amex Platinum か Amex Business Platinum です。
無事申請が通ったら Amex に連絡して出来るだけ早くカードを届けてもらえるように依頼しましょう。
1年目 - 最初のDip
カードが届いたら最初の特典を使うのは時間との勝負です。
12月中に出来るだけ暦年でリセットされるクレジットを使い切りましょう。
Platinum 不随のAirline Fee Credit は事前に航空会社を選ぶ必要があります。慌てて選び忘れの無いようにしましょう。
2年目 - 2回目のDip
2回目の暦年クレジットを使う期間は1年間たっぷりあります。
普段の特典同様ゆっくり使って問題ありませんが、年の瀬ギリギリにならないようにしましょう。
3年目 - 最後のDip
上手くカード申請のタイミングを調整できてれば12月中に年会費が請求されるはずです。
年を明けての1月から年会費請求から30日後までに期間内に暦年クレジットを出来るだけ使い切りましょう。
カード解約
3年目1月中に出来るだけ多くの暦年クレジットを使い切ったら、カードキャンセルと年会費の払い戻しをAmexにお願いします。
順調に進めば1年目の年会費だけは払う必要がありますが、2年目の年会費は払い戻しされるため、1回の年会費で3回分の暦年クレジットを使えたはずです。
【おすすめのカードと代表的なクレジット】
Amex Platinum
$200/年 Airline Fee Credit : Triple Dipの目玉。事前に航空会社を選ぶ必要があります。これだけで$200 x 3 = $600 となりアメプラの年会費の大半をカバーできます。
$200/年 Hotel Credit : Fine Hotels + Resorts もしくはThe Hotel Collection をAmex Travel 経由で予約する必要があります。
$189/年 CLEAR Plus Credit : 自分だけでなく、他の人の支払いをしてもトリガーされるはずです。
$50/半年 Saks Credit : 要登録。オンラインでもトリガーされるので$50以下のギフトを探してみてはいかがでしょうか。
Amex Business Platinum
$200/年 Airline Fee Credit : Triple Dipの目玉。事前に航空会社を選ぶ必要があります。これだけで$200 x 3 = $600 となりアメプラの年会費の大半をカバーできます。
$189/年 CLEAR Plus Credit : 自分だけでなく、他の人の支払いをしてもトリガーされるはずです。
$200/半年 Dell Technologies Credit : 要登録。DELLは商品が発送されるまでカードに請求をしないので、急ぎの場合はすぐ発送される商品のみを購入するように注意してください。ただしこの特典は2025年6月までという情報もありますので来年は期待出来ないかもしれません。
Hilton Honors Aspire
$200/半年 Hilton Resort Credit : ホテル予約の前払いでトリガーされるはずです。
$50/四半期 Flight Credit : 四半期ごとの特典ですが航空チケットでもトリガーされます。
$189/年 CLEAR Plus Credit : 自分だけでなく、他の人の支払いをしてもトリガーされるはずです。
【同じことが出来そうで出来ないカード達】
Sapphire Reserve や Venture X の $300 Travel Credit も年を跨ぐことで複数回使えそうに思えるかもしれません。
しかしこれらのカードの特典は暦年ではなく、カード更新日基準で付与されます。
そのため年をまたいで Double Dip することは出来ませんので一応お伝えしておきます。
ポイントはカードの特典が暦年なのかカード作成日基準なのか、と言うことですね。
もちろん Amex のカード以外でも暦年ごとに付与される特典であれば似たことが出来ますのでよくチェックすると良いでしょう。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。やや上級者向けですが、Amex Triple Dip を活用することで最大限の特典を得ることが出来ます。
今回は少額なので紹介しませんでしたが月次のクレジットも同様の手段で多めに使うことが出来ますので覚えておきましょう。
またカードキャンセル時に良いリテンションオファーがもらえればカード維持も視野に入れても良いでしょう。その場合は次の年に同じことをすれば良いだけです。
皆さんも12月の追い込みに Amex カードの申請を検討してみてはいかがでしょうか。その場合の決断はお早めに!
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
X(旧Twitter)もやってますので是非フォローしてください
ブログランキング参加しています。よろしければクリックをお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿