アメリカのホテル系のクレジットカードの中でも年会費$100~$150付近のクラスは手ごろなこともあり、各ブランド激戦区の価格帯のカードです。
今回は2023年10月に内容が大幅改定されたHilton系のクレジットカードの中でも中級のHilton Honors Surpassについて詳細を確認していきましょう。
【評価・年会費・特典】
Hilton Honors Surpass | ||
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おすすめ度 | ★★★☆☆ | |
カードブランド | American Express / Personal | |
年会費 | $150 | |
ポイント還元率 | 12X | Hilton Hotels & Resorts |
6X | ダイニング、スーパーマーケット、ガソリン | |
4X | アメリカ国内オンラインリテール | |
3X | その他 | |
サインアップボーナス | 130,000 Hilton Honors Bonus Points + 無料宿泊特典(1泊)期間限定 | |
ボーナス条件 | 6カ月以内に$3,000の使用 | |
その他の主な特典 |
Hiltonゴールドステータス $200 Hilton クレジット($50/四半期) $15,000/年の利用で無料宿泊特典 $40,000/年の利用でダイヤモンドステータス National Car Rental のステータス |
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外国為替手数料 | なし | |
公式サイト | americanexpress.com |
2024/01/18更新:170,000 Hilton Points のボーナスは終了しました。(130,000 Hilton Points へ)
2024/03/07更新:155,000ポイントのボーナスが出現しました。
2024/05/29更新:130,000ポイント+無料宿泊のボーナスが出現しました。
Hilton Honors SurpassはAmerican Expressから3種類展開されているパーソナルカードの内、年会費無料のHilton Honors Cardと年会費$550の高級カードHilton Honors Aspireの中間のクラスのカードです。
Marriott、IHG、Hyattブランドの各カードの年会費が$100付近なことに比べてこのHilton Honors Surpassは年会費$150の強気の設定です。
これはカード一新に伴い付与された年間合計$200のHilton クレジットを上手く使えれば、むしろこのカードの方がお得であるというアピールなのであろうと思います。
このカードの特典が年間の利用額に基づいた特典だったり、Hiltonホテルに頻繁に泊まらないと利用できない特典だったりと、カードを使わせに来ているなと強く感じさせます。
Hiltonホテルが好きである程度メイン使いしても良いと思っている方には優秀なカードでしょう。
ちなみに以前のバージョンではあったプライオリティパスの特典は改定に当たり削除されました。
【最上位カードAspireとは好相性】
同じく2023年10月に大幅改定されたHilton Honors Aspire とは相性が非常に良いです。
Aspireには四半期ごとに$50のエアラインクレジットがあり、Surpass の四半期ごとの$50のHilton クレジットと同じタイミングで使いやすいです。
Aspire では暦年で$30,000利用すると無料宿泊特典が追加で得られますが、Surpass は$15,000で無料宿泊特典が得られますのでカード利用を抑えつつ無料宿泊が出来ます。
カード利用のポイント付与もスーパーマーケット、ガソリン、オンラインリテールなどはAspire と被っておらず、効率的にポイントを貯めることが出来ます。
【ヒルトンゴールド会員】
Aspireと併用せずにHilton Honors Surpass単独で見た場合は、このゴールドステータスの特典は魅力的です。
スイートまではいかないものの、エグゼクティブルームまでのアップグレードと、ホテルにもよりますが朝食無料が嬉しい特典です。
Hiltonの会員ステータスの詳細についてはこちらで確認することが出来ます。
とは言え、ホテルのグレードにもよりますが朝食への期待のし過ぎは良くないでしょう。
またエグゼクティブルームへのアップグレードを受けられた場合、エグゼクティブラウンジも利用することが出来ます。
エグゼクティブラウンジは朝食や軽食、アルコールを含めたドリンクなどが無料で提供され高級感のあるソファやテーブルでゆっくりくつろぐことが出来ます。アップグレードは空室状況によりますが、されたらラッキーですね。ただしすべてのホテルにエグゼクティブラウンジがあるわけではないので注意が必要です。
【その他の特典】
200 Hilton クレジット
暦年の四半期ごとに$50のHilton ホテルで使えるクレジットが付与されます。
$15,000/年の利用で無料宿泊特典
暦年で$15,000利用すると無料宿泊特典が貰えます。
Aspire の半額で手に入るのは嬉しい点です。
$40,000/年の利用でダイヤモンドステータス
暦年で$40,000利用するとダイヤモンドステータスが手に入ります。
ですがダイヤモンドステータスが欲しいのでしたら素直に作るだけでダイヤモンドステータスがもらえるAspire を作ることをおすすめします。
National Car Rental のステータス
登録することでNational Car Rentalのエメラルドクラブエグゼクティブステータスを利用できます。
【ポイント還元率】
Hilton Honors Surpassは基本$1使用で1ポイントで、ヒルトンホテルの利用で12倍、ダイニング、スーパーマーケット、ガソリンで6倍、アメリカ国内のオンラインリテールで4倍、その他で3倍となっています。
悪くない効率でポイントを貯めることが出来ますが、HiltonポイントはAmex MRポイントから2倍のレートで交換出来ることは覚えておきましょう。
【Hilton系のクレジットカードの特徴】
IHGやMarriottのクレジットカードはこちらのカードのサインアップボーナスを貰うとあちらのカードのサインアップボーナスは貰えないといった、ボーナスを受け取るための条件があります。
またIHGやHyattのクレジットカードの種類は多くは無いです。
しかし、Hilton系のクレジットカードはそういった縛りは無く、やろうと思えばパーソナルカードとビジネスカードを合わせた4枚全てのサインアップボーナスを受け取ることが出来ます。(もちろんカード申請がアメックスに承認されればですが)
さらに最上位のHilton Honors Aspireを作ればヒルトン最上位ステータスのダイヤモンドステータスも手に入ります。
そのためこれらのカードを片っ端から作ってダイヤモンドステータス+合計500,000以上のポイントを手に入れてヒルトンホテルを満喫する、ということも可能です。
ただこれをするとChase5/24未満で抑えるのは厳しいでしょうからChaseの作りたいカードを予め作ってからすると良いでしょう。
【対抗カード】
Hilton Honors Business
ビジネスカードのHiltonカードは依然として年会費は$95のままです。
Surpass では失われたプライオリティパス特典も残っているので好みでこちらを優先しても良いでしょう。
もちろん両方作るのもアリです。
IHG Rewards Premier
他ブランドのホテルカードも悪くないです。
IHG Rewards Premierは年会費$99でありながら特別な出費が必要なく、無料宿泊特典が受け取れます。
ガッツリHiltonに寄せるつもりが無いのでしたらカジュアルに楽しめるIHGブランドも良い選択肢です。
【紹介リンク】
現在このカードの紹介リンクを募集中です。
コメント欄、お問い合わせフォーム、またはTwitterのDMで紹介リンクをご連絡をください。
記事中に読者様の紹介リンクとして紹介いたします。
公式リンクは以下からどうぞ。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。
2023年10月の改定でHilton ブランド間での相性がより良くなった印象を受けます。
Hiltonのホテルはアメリカ国内だけでなく、日本にも良いホテルが揃っていますので駐在中にHiltonポイントを貯めたりカードを作ったりして帰国後日本で特典を楽しむのも良いかもしれません。
Hiltonクレジットの特典のため、年1, 2回しかHiltonを利用しないような人にはあまりおすすめ出来ませんが、逆に良く利用する方にとっては年会費を実質無視できる良いカードです。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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