高い年会費のクレジットカードはボーナスも大きいですが、相応に管理も必要になりますので好まない人もいるでしょう。
今回はもし年会費無料のクレジットカードのみを財布に入れるならという想定で優秀なカードをピックアップしてみました。
【年会費無料のクレジットカードはおすすめなのか?】
個人的には年会費無料のクレジットカードをあまりおすすめしていません。
理由としてはアメリカでは年会費有料のクレジットカードの特典が馬鹿みたいに大きいからです。
例えば人気の高い Hilton Honors Aspire はクレジットカードを作るだけで Hilton ホテルの最高ステータスであるダイヤモンドステータスが手に入りますし、Chase Sapphire Reserve は最高レベルのプライオリティパスが付くので空港で無料の食事が楽しめたりします。
このような背景から当サイトでは(特に年に1回以上旅行する人には)年会費有料のクレジットカードを勧める場合が多々あります。
しかし中にはそんな年会費有料カードにも負けずとも劣らない優秀な年会費無料カードがありますので今回はそちらを紹介していきます。
年会費有料カードにも興味がある方は以下の記事に優秀なカードとそのおすすめな作成の順番を解説しています。
【財布にクレジットカードは2枚以上入れておくのがおすすめ】
アメリカではクレジットカードは2枚以上持つのがおすすめです。
その大きな理由は時々不正利用されてカードが強制的に利用停止されることがあるからです。
不正請求は殆どのケースでカード会社がブロックしてくれますが、その場合カードが停止され代わりのカードが郵送されます。
カードを1枚しか持っていないと代わりのカードが届くまで、クレジットカード無しで過ごす必要がありますがこれは結構大変ですし、旅行中でもあろうものなら最悪です。
また不正利用されなくても、Amex は稀に使えない店舗がありますし、Costco は VISA ブランドしか受け入れてなかったりなどカードブランドもバラしておくと何かと便利です。
そんなわけで今回は普段使いに役立つメインカードと、特定の使い方で輝くサブカードを分けて紹介します。もちろんメインカード候補を2枚持つのも全然アリです!
【メインカード候補】
各カードの還元率は$1の使用で1ポイントもしくは1セントが手に入ることを基準としています。
BILT Mastercard
発行会社:Wells Fargo
カードブランド:Mastercard
ポイント還元率:x3 レストラン、x2 旅行、 x1 その他
あまり聞きなれないカードかもしれませんが、BILT Mastercard はアメリカの大手サイトにも2023年の最優秀年会費無料カードとして選ばれたカードです。私も無料カードの中で1枚メインカードを決めろと言われればこれにします。
他のカードでは出来ない家賃の支払いを手数料無料で行えるだけでなく、ポイントまで付き、しかも小切手や PayPal 支払いにも対応しています。
普段使いではレストランで3倍のポイントを獲得出来るのも大きいです。
ポイントは Amazon や旅行代金の引き換えにも使えますが、航空会社のマイルやホテルのポイントに転送して使うのが最もお得です。
Chase Freedom Unlimited
発行会社:Chase
カードブランド:Visa
キャッシュバック還元率:x5 ポータル経由の旅行、x3 レストラン・ドラッグストア、 x1.5 その他
レストランとドラッグストアで3倍のキャッシュバックが受けられ、加えてその他の購入でも1.5倍のキャッシュバックが保証されています。
CVS なんかをよく使う人にとってはドラッグストアのキャッシュバックが大きめなのは嬉しい特典です。
将来的に、年会費有料のカードを持っても良いかな、と思ったときには Chase のポイントは大きな価値を持ちます。
おまけ程度ですが DoorDash や Instacart のメンバーシップ特典もあります。
Blue Cash Everyday
発行会社:American Express
カードブランド:American Express
キャッシュバック還元率:x3 スーパーマーケット・ガソリンスタンド・オンラインリテール、x1 その他
高い還元率のカテゴリが、スーパーマーケット・ガソリンスタンド・オンラインリテールと普段使いの上では欠かせないものとなっており非常に使い勝手が良いカードです。
さらに $84 Disney Bundle Credit が付いていたり、$180 Home Chef Credit が付いていたりと本当に年会費無料のカードなのか疑うレベルの特典も付いています。
ただし各カテゴリで3倍のキャッシュバックが受け取れるのは1年で$6,000の購入までとなっており、以降は1倍に下がるのでその点は注意しましょう。
Citi Double Cash
発行会社:Citi
カードブランド:Mastercard
キャッシュバック還元率:x2 全て
上記で紹介したカードと違い、Citi Double Cash はどのカテゴリでも一律で2%のキャッシュバックのカードです。
シンプルゆえに分かりやすく、自分の出費がどこに偏るか判断に迷う方はこちらのカードがおすすめです。
【サブカード候補】
Chase Freedom Flex
発行会社:Chase
カードブランド:Mastercard
キャッシュバック還元率:x5 変則、x1 その他
Chase Freedom Flex は四半期ごとに5%キャッシュバックのもらえるカテゴリが移り変わり、例えば1~3月はスーパーマーケットで5%、4~6月は Amazon で5%といった風に変わっていきます。
使い分けが少々大変ですが効率よくキャッシュバックを得ることが出来るのでサブカードとして最適なカードです。
四半期ごとにボーナスカテゴリをアクティベーションする必要があるので忘れずに行いましょう。
Ink Business Cash
発行会社:Chase
カードブランド:Visa
キャッシュバック還元率:x5 は事務用品・インターネット・携帯電話料金、 x1 その他
Ink Business Cash は事務用品・インターネット・携帯電話料金で5%のキャッシュバックが手に入る点が優秀なカードです。
ネット料金や携帯料金はさることながら、事務用品(OfficeMaxやStaples)などは意外といろいろなものが売っているので何かと使うことが出来ます。
カードを作った時のサインアップボーナスが非常に大きいカードですが、ビジネスカードであり支出の条件も厳しめなので若干ハードルは高いかもしれません。
Hilton Honors Card
発行会社:American Express
カードブランド:American Express
ポイント還元率:x7 Hilton ホテル、x5 レストラン・スーパーマーケット・ガソリンスタンド、 x3 その他
ホテル系のクレジットカードは大抵海外での使用でも手数料がかからないので1枚持っておくと旅行の時に安心です。
Hilton は作った時にもらえるポイントも大きいのでおすすめです。
ポイント還元の数値が大きく見えますが、ポイントの価値自体が低いのでキャッシュバック率で見れば半分くらいで見ておくとちょうど良いです。
IHG Rewards Traveler
発行会社:Chase
カードブランド:Mastercard
ポイント還元率:x17 IHG ホテル、x3 レストラン・ガソリンスタンド・公共料金・一部のストリーミングサービス、 x2 その他
こちらのカードも前述の Hilton 同様に海外での使用でも手数料がかからないカードです。
注意事項も同様でポイント還元の数値が大きく見えますが、ポイントの価値自体が低いのでキャッシュバック率で見れば半分くらいで見ておくと良いでしょう。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。
年会費無料のカードでもキャッシュバック効率やポイント効率の高いカードは多くあります。
おすすめのカードはそれぞれの普段どのカテゴリでの出費が大きいかで変わります。
まずは自分の普段の生活で何に支払っている額が大きいかを見直してそれに合わせてカードを作ると良いのではないでしょうか。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
X(旧Twitter)もやってますので是非フォローしてください
ブログランキング参加しています。よろしければクリックをお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿