クレジットカードのサインアップボーナスを受け取るためにはミニマムスペンドを達成する必要があります。
高額なミニマムスペンドのためには普段からの支出を出来るだけカードで行う必要がありますが場合によっては手数料が必要な支払いもあるでしょう。
今回は手数料無料で請求書の支払いをクレジットカードやデビットカードで行えるサービスのPayPal Bill Pay 機能について解説します。
【PayPal Bill Pay とは】
PayPal Bill Pay 、時にはPPBPとも略されるものは、PayPal が提供する請求書支払いサービスです。
これのメリットは何と言っても手数料がかからない点です。
請求書をオンラインで支払うときにクレジットカード手数料を要求する業者もいますが、PayPal Bill Pay を経由すると手数料を回避することが出来ます。
PayPal Bill Pay を利用するには PayPal のアカウントと、それにリンクされた銀行口座かデビットカードまたはクレジットカードが必要なだけです。
この機能を使用すると、公共料金、クレジットカード会社、電話プロバイダー、固定資産税などを含む幅広い請求元に支払いを行うことが出来ます。
これを悪用して PayPal アカウントを閉鎖された人もいると聞きますので、あまり悪いことは考えないようにしましょう。
【メリット】
手数料の回避
請求元の中にはクレジットカードでの支払いに手数料を課します。
例えば私の場合、電気代の支払いを公式サイトからクレジットカードですると約3%の手数料が取られます。
しかしこれを PayPal Bill Pay を経由することで回避することが出来ます。
高還元率のカテゴリを生かせる
Chase Freedom Flex 等のクレジットカードは四半期ごとにボーナスカテゴリが変わりますが、PayPal で5%還元を得られるタイミングがあります。
PayPal Bill Pay を経由することで直接支払いをするより良いキャッシュバックやポイントが手に入るかもしれません。
クレジットカードの利用額の増加
多くの請求元はクレジットカードでの支払いを受け入れていると思いますが、中にはクレジットカードでの支払いは出来ないところもあるかも知れません。
そんな請求元も PayPal Bill Pay 経由であればクレジットカードの利用が出来る場合もあります。
【PayPal Bill Pay で支払える請求書と使えるカード】
自分の請求書が PayPal Bill Pay に対応しているか、またその請求元がクレジットカードやギフトカードでの支払いを受け入れているかを確認する必要があります。
PayPal Bill Pay で支払える請求書は請求元に依存します。
全ての請求書を払えるわけではありませんが、一般的な請求元には次のようなものがあります。
これらを支払うためには以下の様な方法がありますが、どの支払方法を許可しているかも請求元に依存します。
個人的に私はChase Ink Cash の5%還元で手に入れたVISAギフトカードなどの消化に使うことが多いです。
ただし皆さんの請求書がギフトカードでの支払いを受け入れているかは分かりません。
【PayPal Bill Pay の使い方】
請求元を見つける
アプリの場合、下の項目の「Payments」から「Bills」を選び、名前を検索して請求元を見つけます。
請求元が見つかったら、アカウントナンバーを入力すれば設定完了です。
見つからない場合、その請求書は PayPal Bill Pay での支払いを受け入れていないという事でしょう。
請求書を支払う
請求元の登録が済んだら、あとは金額を入力して、支払い方法の選択、必要に応じてクレジットカードの情報を入力して完了です。
カード番号等の情報が正しいのにも関わらず、支払いが拒否された場合は、その支払い方法を受け入れていないという事です。
最も有名なケースはクレジットカードの請求書をクレジットカードで支払いしようとすると拒否されるというものでしょう。そんなこと出来たら無限にポイント稼げます。
【注意点】
まずは小額から
支払先の情報が間違っていないか、正しく着金するかを確認するために、最初は小額の支払いを行うと良いでしょう。
余裕をもって支払いをする
PayPal Bill Pay では支払いしてから着金するのに2~3日かかります。
支払期日に間に合うように余裕を持って支払いをしましょう。
カード分割は出来ない
PayPal を通常の購入に使用する場合は、支払いを2枚のクレジットカードに分けることが出来ますが、PayPal Bill Pay 機能では分割することは出来ないようです。
PayPal残高は0にしておく
PayPal残高がある場合、これが優先されてしまうので請求書支払い前に銀行口座などに送金して残高をゼロにしておく必要があります。
PayPal Bill Pay 以外の手数料には注意
PayPal Bill Pay の使用には手数料はかかりませんが、PayPalへの支払いがキャッシングとしてコード化された場合キャッシングの手数料を取られる可能性はあります。
こういった事態を避けるためにも初めは小額で試すことをおすすめします。
【PayPal Bill Pay におすすめのカード】
Chase Freedom Flex
期間限定かつ上限もありますが、PayPalの利用で5%のキャッシュバック(もしくはURポイント獲得)が出来ます。
四半期ごとのカテゴリボーナスは、カードの使い分けが苦にならない人にとっては非常に有用な特典です。
Ink Business Cash
ビジネス用品店でのVisa等のギフトカードを購入し、それを PayPal Bill Pay で利用することで5%のキャッシュバック(もしくはURポイント獲得)が出来ます。
年間の上限も$25,000と高く、複数枚作ることも可能です。
ただし請求書がギフトカードでの支払いを受け入れているかは事前に確認した方が無難でしょう。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。皆さんの手元に PayPal Bill Pay を通して支払いが出来る請求書があるかは分かりませんが、もしあれば手数料を免除したりクレジットカードのポイントを獲得したりするチャンスがあります。
どの請求書にどの支払い方法が使えるかは、試してみないと分からないところもありますので、皆さんの PayPal Bill Pay を使った体験があればコメント欄でシェアしてただけると助かります。
ちなみに PayPal Bill Pay でクレジットカードの請求書を払うことも出来ますが、クレジットカード会社とPayPal両方からブロックされるリスクがありますので、これは避けた方が無難です。
あくまで通常の支出の範囲の中で有効に PayPal Bill Pay を使えるか試してみて下さい。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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2 件のコメント:
いつも楽しく拝見しています。
ギフトカードで請求書払いを行なった場合、最終的にギフトカード内に少額の残高が残ってしまうと思います。
どのようにギフトカード残高を使い切っていますか?
Amazonギフトカードを買って使い切る手法は知っているのですが、それ以外にもあればご教示いただきたく、よろしくお願いします。
1. 通常のPayPalを使った支払いの時に2枚カードを使えるので、分割払いで消化。
2. スーパーマーケットのセルフレジで普通に使う。
捻りはないですが、私の場合は少額のギフトカードはセルフレジで消化することが多いです。2~3枚を1度にスキャンしてもあまり迷惑にならないので。
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