新年もあけてしばらくすると確定申告のシーズンになります。
アメリカのクレジットカードのボーナスは非常に大きい利益をもたらしますが、これが課税対象なのか気になる人もいるのではないでしょうか。
今回は正しい申告のためにクレジットカードの特典に課税されるのかどうかを確認していきましょう。
【クレジットカードの特典は課税対象なのか】
一般的にクレジットカードの特典のほとんどは非課税です。
そのためクレジットカードの利用によって得た特典はIRSに報告する必要はありません。これはキャッシュバック特典でもポイントやマイル還元の特典でも同様です。
これはクレジットカードの特典のほとんどが税務上は支出に対するリベートとして扱われる特典のためです。要するに割引き扱いされるということです。
対して一部はサービス提供と引き換えの収入として扱われる特典があります。これに関しては課税対象となり、申告の必要があります。
ただし各々の特別な事情がある場合は、税の専門家にご相談ください。
【課税対象の特典とは】
では課税対象となる「収入として扱われる特典」とは何が該当するのでしょうか?
最も代表的なものは友達紹介ボーナスで、これは課税対象となります。
ほとんどのクレジットカードの特典はカード利用が必要ですが、紹介ボーナスは特典を受け取る人がクレジットカードで支出を必要としないため課税対象となってしまうということです。
紹介を受けたあなたの友人は支出条件を満たす必要があると思いますので、そちらは非課税です。
特にパートナーと相互紹介をして特典を受け取っている方は気を付けましょう。
クレジットカードでは無いですが、同様の理由で銀行口座開設時にもらえる特典も課税対象となる可能性が高いです。
またクレジットカードのサインアップボーナスでも支出条件を満たす必要の無い、アカウント開設のみでキャッシュやポイント、マイルが付与された場合は、それらは課税対象となる可能性があります。
【対象者のみが Form 1099 を受け取るのか】
クレジットカードや銀行のボーナスで課税対象となる特典を受け取った場合は、1099-MISC もしくは 1099-INT を受け取る場合があります。Form 1099 とは第三者から受け取った収入を示す情報申告書類です。
では逆に Form 1099 を受け取らなければ申告しなくていいのかと問われればそうではありません。Form 1099 を受け取った・受け取っていないに関わらず、全ての収入は報告の必要があります。
そのため紹介ボーナスなどは自分でメモをしておくことをおすすめします。
また一般的に Form 1099 は$600以上の特典を受け取った場合に1月下旬から2月上旬にかけて送信されることが多いようです。
【税務上のポイントの価値】
一部の特典が課税対象となる可能性があり、申告が必要なケースがあるのが分かりました。
これがキャッシュでの特典なら分かりやすくて良いですが、ポイントやマイルで付与された特典の場合、それらは何ドルの収入として申告すれば良いのでしょうか。
多くの場合ではリワードポイントやエアラインマイルは、単純に1ポイント・マイル=1セントとみなされます。つまり50,000ポイントの収入は$500の収入として申告し、課税されることになります。
ただしこれは一般的なケースの話ではありますので、正確には前述の Form 1099 を確認するのが良いでしょう。
【まとめ】
ほとんどのケースでクレジットカードの特典は課税対象とならず申告の必要はありません。
ただし紹介ボーナスだけは例外で、納税フォームを受け取ったかどうかに関係なく申告の必要があります。
もちろん正しく申告するに越したことは無く、所得隠しを推奨する意図はありませんが、1人分の紹介ボーナスを申告し忘れたからと言って、多額の追徴を受けたり、移民局に見つかって強制送還になる心配をする必要は無いかと思います。
Form 1099 を受け取った時は、絶対に無視をせずに申告しましょう。
迷ったときは税務の専門家に相談することをおすすめいたします。
免責事項:こちらの記事はいかなる種類の法的または財務上のアドバイスともみなされません。あくまで参考まで。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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