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2024/02/06

アメリカでのクレジットスコアについて

アメリカでのクレジットスコアについて


アメリカでのクレジットスコアは非常に大切なものです。これが低いと自分の作りたいクレジットカードが作れなかったり、住宅ローンや自動車ローンに影響が出ます。

幸いクレジットスコアについて学べばスコアを上げたり、高い状態で維持することはそれほど難しいことではありません。

今回はそんなクレジットスコアについての話です。


【クレジットスコアとは】

クレジットスコア

クレジットスコアとは個人の信用度を示す数値で、数値が高いほど良いものです。

スコアは Experian、Equifax、TransUnion の3つの個別の信用調査機関によって計算されます。

アメリカにおいてもっとも一般的なFICOスコアは300~850の範囲で表され、目安として700以上で良好とされます。

次によく見かけるのは VantageScore でこれも同様に300~850の範囲で表されます。

計算モデルに違いがあるので区別されることもありますが、我々一般消費者としてはあまり差を気にしなくても良いでしょう。

参考までに2023年の平均FICOスコアは715だそうです。


【クレジットスコアの確認方法】

確認

現在多くのクレジットカードがカード所有者に向けてスコアを無料で確認できるようにしているためそこから調べることが出来ます。

例えば American Express であればこちらのページからログインして確認することが出来ますし、Chase や Capital One も同様にクレジットカードのアカウントにログインして確認することが出来ます。

殆どの金融機関でスコアを確認出来ると思いますので、お手持ちのクレジットカードのアカウントにログインして確認してみてはいかがでしょうか。


【クレジットスコアの計算方法】

クレジットスコアは以下の要素で決定されます。

  • 35%:支払い履歴
  • 30%:クレジット利用率
  • 15%:クレジットヒストリーの長さ
  • 10%:最近のクレジット調査
  • 10%:クレジットの種類
  • それでは一つ一つ確認してみましょう。あまり興味のない方は飛ばしてスコアの上げ方を読んでも大丈夫です。

    支払い履歴

    支払い履歴はクレジットスコアの最も重要な要素です。

    期日までに請求書を払ったか、支払いはどれくらい遅延したか、どれくらい最近それが発生したか、といった内容が反映されます。

    借りた金は期日までに返す、といった当たり前の大原則です。

    クレジット利用率

    クレジット利用率もまたクレジットスコアに大きく影響の出る要素です。

    これは自分のクレジットの限度額を分母とし、自分が現在利用している額を分子として計算します。要する最大で借りれる金額の内、何パーセントを使っているかという割合です。

    一般的にこれは10%以下にするのが良いとされています。悪くても30%以下にとどめる様にすると良いでしょう。

    クレジットヒストリーの長さ

    渡米したての人には厳しい話ですがクレジットヒストリーの長さも多少影響してきます。出来るだけ早くクレジットカードを開設しキープしましょう。

    基本的には最も古いアカウントの長さが影響しますが、他にも最新のアカウントの長さや、全アカウントの平均長さも影響すると言われています。

    最近のクレジット調査

    新しいクレジットカードを作った時に、一時的にクレジットスコアが落ちる原因はこれです。

    また新しいクレジットカードを作ると上記でも解説した全アカウントの平均クレジットヒストリーの長さにも影響が出るため、カード枚数が少ないうちはそういった意味でも影響が出ます。

    クレジットカード作成時などにはクレジット調査としてカウントされるものと、されないものがあります。クレジット調査としてカウントされるものをハードプル、されないものをソフトプルと呼ばれ区別することがあります。

    クレジットの種類

    クレジットの種類には大きく分けて、クレジットカードにリボ払いのものと、住宅ローンや車のローンの分割払いのものの2種類があります。

    両方のクレジットの種類があったほうがスコア的には良いのですが、クレジットスコアのために必要の無いローンを新たに組むのも馬鹿みたいな話なので、あまり深く考えなくても良いでしょう。影響もしょせん10%です。


    【クレジットスコアを上げるために】

    上記で解説したクレジットスコアの計算を方法を元に、どうすればスコアが上がる工夫を解説します。

    期日までに確実に払う

    これが大原則です。これが出来なければ話になりません。

    バックアッププランとして、自動支払いを設定して支払い遅延は確実に無いようにしましょう。

    クレジット利用率を低く抑える

    期日までに払うのは当然として、大きい買い物をした時などには早めの支払いをして利用額を減らしましょう。

    またはじめの内はクレジットカードを何枚か開設して、限度額を増やすというのも手です。

    authorized user になる

    信用できる、そして信用してもらえる既に高いクレジットスコアを持っている人がいるなら authorized user にしてもらうというのも一つの手です。

    authorized user になればあなたの名前がメインカードのアカウントに追加され、信用報告書に反映されます。結果としてメインカード所有者の信用度が高いと、あなたのクレジットスコアにプラスの影響を与えることになります。

    ただ私のようなアメリカのクレジットカードを沢山作りたい人はこれは避けたほうが良いでしょう。

    クレジットカードを解約しない

    出来ることであればクレジットカードは解約せずに、より年会費の安いクレジットカードにダウングレードすればスコアへの影響はありません。

    ただしダウングレード先に年会費無料のカードが無ければ、解約もやむを得ないでしょう。


    【沢山クレジットカードを作るとスコアは下がるのか】

    下がる理由

    下がります。が、あまり気にしなくても良いと思います。

    参考までに私は2023年にクレジットカードは新たに8枚作りましたが、それでもスコアは750前後で推移しています。

    支払い遅延を起こさず、クレジット利用率も多少気にしていれば他の要因での影響は最小に抑えられます。

    上記で解説したクレジットスコアを上げる方法と、アメリカのクレジットカードでポイントやマイルを沢山貯める方法(=沢山クレジットカードを作る)は、相反するところもありますが、個人的にはポイントやマイル優先でもさして困ることは無いような気がします。あくまで個人的な意見ですが。


    【まとめ】

    まとめ

    いかがだったでしょうか。

    渡米したてでクレジットスコアを上げるには出来るだけ早く年会費の無料のクレジットカードを作って解約せずにキープしましょう。

    支払い遅延を起こさない、クレジットカードを使い過ぎないといった当たり前のことを守っていれば、あとは時間が解決してくれます。

    私のようなクレカでポイ活する人は基本だけ守っていれば度が過ぎない限り多めにカードを作っても大丈夫でしょう。

    とりあえずこの記事を読んでまだ設定していない人は、毎月のクレジットカード自動支払い設定だけはしておきましょう

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    以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。

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