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2024/06/23

アメリカではデビットカードを使うべきでない理由

デビットカードを使うべきでない理由


日本では現金派だったので、アメリカでクレジットカードをメインに使うのに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。

クレジットカードでは使いすぎるリスクがあるので代わりにデビットカードを使うことを考えている方もいらっしゃるかと思いますがこれは非常におすすめ出来ません。

今回は少なくともアメリカではデビットカードではなくクレジットカードを使うべき理由を解説していきます。


【デビットカードとクレジットカード】

アメリカの銀行口座を開設するとたいていの場合デビットカードが発行されます。

デビットカードは銀行口座の資金を使って多くの状況でクレジットカードのように使うことが出来ますが、これを避けるべき理由はいくつかあります。

クレジットカードを使うと使いすぎる心配があるかもしれませんが、一般的にセキュリティ面がクレジットカードの方が強固であることからクレジットカードの利用をおすすめします。


【詐欺に対するリスク】

デビットカードとクレジットカードは見た目は似ていますが、これらが詐欺に利用された場合は法律上で異なる扱いを受けます。

クレジットカードは Fair Credit Billing Act (公正信用請求法) の対象であり、不正請求に対する賠償責任は最大$50で済みます。

対してデビットカードは Electronic Fund Transfer Act (電子資金移動法) の対象であり、不正なアクティビティに気が付いて2日以内に報告すれば責任は$50で済みますが、これを超えてしまうと責任は$500になってしまいます。

またクレジットカードを不正利用された場合は、あくまでクレジットカードは購入活動にとどまりますが、デビットカードは銀行口座の資金を移動されるというリスクがあります。

不正利用されるとクレジットカードやデビットカードは一時的に使用不可になりますが、デビットカードの場合は銀行口座も一時的に凍結される場合もあるでしょう。クレジットカードならば別のクレジットカードを使えば済みますが、銀行口座をロックされると困ることも多いでしょう。

日本と比べてアメリカはカードの不正利用に合う確率が高いので、これの対策としてクレジットカードを使うことをおすすめします。


【口座の資金が拘束される】

もう1つのデビットカードを使うべきではない理由は、デビットカードを使うと銀行口座の資金が拘束される可能性があるためです。

例えばホテルのチェックインにクレジットカードやデビットカードを使ったとすると、いくらかのまとまった請求が保留中として請求されます、

クレジットカードの場合は、保留中の請求が確定してその支払いをするまで銀行口座の資金は影響を受けません。対してデビットカードの場合は保留中の請求であってもその分の資金はロックされます。

銀行口座に十分余裕のある資金があればこれは問題にならないかもしれませんが、ホテルやレンタカーの保留は保険の意味合いがあるので額が大きいですので、下手をすると口座残高がマイナスになるリスクがあります。


【ポイントや特典を取り逃す】

ポイント還元

多くのクレジットカードは購入に対してポイントやマイル、キャッシュバックなどの特典を提供していますが、これはほとんどのケースでデビットカードの特典を上回ります。

そもそも一部の例外をのぞいてデビットカードの多くはキャッシュバックの特典を提供していません。

対してほとんどのクレジットカードは購入に対1~3%、還元率の良いものだとから5~10%のポイント還元を行っているものもあります。

年間の出費の少なくとも1%が返ってくると考えるとそれは決して小さい額ではないはずです。


【クレジットヒストリーが築けない】

一般的にデビットカードではクレジットヒストリーの構築やクレジットスコアの向上には役に立ちません。

クレジットヒストリーを築くためには、アメリカのクレジットカードを使い、その支払いをしてコツコツ積み重ねていく必要があります。

クレジットヒストリーが無ければクレジットカードも作れないですし、金利の引き下げやローンオプションの拡大、クレジット限度額の引き上げなどの金銭的なメリットがあります。

アメリカでのクレジットスコアについて

アメリカでのクレジットスコアについて

アメリカのクレジットスコアについて解説します。


【追加特典が少ない】

クレジットカードによっては、商品を買った時の保証を延長出来たり、フライトが遅延したりキャンセルしたり時の保険であったり、レンタカーの保険など、そのクレジットカードを使った時に得られる特典が付いています。

これは利用しているクレジットカードによりますが、規約をよく読むと様々な特典が付いていることが分かると思います。

デビットカードにはこういった特典があまり充実していないことが多いです。


【デビットカードを使うべきケース】

デビットカードを使うべきシーンは少ないですが無いわけではありません。

1つはATMで現金を引き出すケース。そもそも現金を使うケースが少ないとは思いますが、クレジットカードでキャッシングをすると非常に高い金利を払う必要がありますので、現金が必要な場合はデビットカードでATMを利用すると良いでしょう。

ただし銀行やホテルに設置されている信用できるATMのみを使い、町中にあるATMは避けるべきでしょう。

もう1つはクレジットカードで支払うと追加の手数料がかかるケース。例えば家賃などは契約にもよるでしょうが、クレジットカードの場合は数%の手数料が上乗せされることも多いでしょう。こういった場合はデビットカードや銀行引き落としなどで手数料を避けると良いでしょう。

中には手数料無しで家賃支払いが出来るクレジットカードなどもあるのでそういったものも確認してみると良いかもしれません。

BILT Mastercard 評価レビュー - 手数料無しで家賃をカード払い可能!

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アメリカで家賃をクレジットカードで払っている人、もしくは小切手払いで煩わしい思いをしている方必見のカードです。


【まとめ】

まとめ

いかがだったでしょうか。アメリカでは不正利用が怖いので、デビットカードよりクレジットカードを使うのがおすすめです。

クレジットカードの利用ではクレジットヒストリーも構築出来ますし、ポイントや保険などの特典もデビットカードよりも優れています。

デビットカードの使用はATMで現金を引き落とす時や、クレジットカードの利用では追加の手数料が要求されるケースにとどめると良いでしょう。

アメリカでのおすすめクレジットカードについては下記記事を参考にしてみてください。

【超重要!】アメリカのクレジットカードの作る順番を徹底解説

【超重要!】アメリカのクレジットカードの作る順番を徹底解説

アメリカのクレジットカードの作るべき順番について解説しています。様々なルールを考慮しつつ汎用性重視で紹介します。

以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。

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