アメリカの生活ではクレジットカードは必須でそれは永住しない駐在員にとっても同様です。
アメリカのクレジットカードは多種多様でカードによってメリット・デメリットが様々です。
今回はアメリカで駐在を始める方、または駐在をはじめて間もない方に向けておすすめのクレジットカードを紹介します。
【アメリカのクレジットカードのメリット】
キャッシュレス社会のアメリカではクレジットカードは生活必需品と言っても差し支えないほどです。
そのためアメリカのクレジットカード会社の競争も激しく、日本のクレジットカードでは考えられないほどの特典があるものも珍しくありません。
それはカードを作った時にもらえるボーナスポイント(サインアップボーナス)が高額だったり、普段のカード利用で貯まるポイントの還元率が高かったりといった内容です。
反面、これらの破格ともいえる特典を振舞っても余りあるほどクレジットカード会社は利益を出していますので、正しい使い方をして彼らのカモになることは避けねばなりません。
正しい使い方と言っても、単に使った分はその月にに全額支払うというほとんどの日本人にとっては当然のことをしていれば問題ありません。
【駐在員という立場でのおすすめカード】
駐在員という立場でアメリカに在住している方は、アメリカにいる期間は2~7年ほどの予定で長い期間は想定していない方が多いのではないでしょうか。
そのため限らた時間でせっかくだからアメリカ旅行を楽しもうという方も多いでしょう。ですが昨今は円安の影響もあってなるべくお得に旅行したいという希望もあると思います。そういった方にとっては旅行特典の充実したカードがおすすめです。
また逆に駐在期間が資産を増やすためのボーナスタイムだと感じる方は、旅行特典よりもキャッシュバックの還元率の高いカードを好むかもしれません。
ちなみに私自身も駐在員という立場ですが、住宅ローンを組むわけでもないので多少クレジットスコアを犠牲にしても構わないという考えです。そのため、カードをたくさん作ってサインアップボーナスを荒稼ぎするというスタイルを取っています。
このようにおすすめのクレジットカードというのはその人の考え方やライフスタイルによって様々で、万人に共通の正解というものはありません。
そのためこのページでは「こういう人にはこのカードがおすすめ」といった形で厳選した選択肢を紹介するスタイルを取りたいと思います。
私のポイント荒稼ぎスタイルに興味がある方は下記記事で2023年に獲得したポイントをまとめているので、どれくらい稼げるか参考にしてみてください。
【当サイトのアフィリエイト(紹介)リンクについて】
以降クレジットカードの紹介に移りますが、クレジットカード開設のリンクには私や一部ブログ読者様の紹介リンクが含まれます。
これらの紹介リンクを介してカード開設をしてもらうと、紹介した側にポイントやマイル、キャッシュバックが発生する仕組みです。
サインアップボーナスが同様ならば開設する側には特にデメリットも無いので紹介リンクを利用してもらうと嬉しいですが、アフィリエイトなどけしからん!という方もいるかもしれません。
「公式リンク」と記載のある方はアフィリエイトの発生しないリンク、「紹介リンク」と記載のある方はアフィリエイトの発生するリンクです。
お好きな方のリンクを使用していただければと思います。
ただしリンクによってサインアップボーナスが異なる場合がありますので、そこは必ず確認して、差異がある場合は高いボーナスに申し込むことをおすすめします。ご自身の利益を損ねてまで紹介リンクを使ってもらおうとは思っておりませんのでご承知おきください。
またカード開設後は紹介リンクの募集も行っていますので、ご興味のある方は下記記事をご一読ください。
【まずはここから;クレヒス構築用カード】
早速お得なアメリカのクレジットカードを作るぞ!と意気込んでも、残念ながら渡米直後の選択肢は多くありません。
これは優良なクレジットカードを作るためにはアメリカでのクレジットヒストリー、つまり信用が必要になるためです。
渡米直後はこのクレジットヒストリーが無いため、まずはクレジットヒストリーを構築するためのクレジットカードを作ることから始めなければなりません。
アメリカのクレジットカードを使い始めたら3ヵ月、半年、遅くとも1年もあれば十分なクレジットヒストリーが構築できるはずです。
クレジットスコアにして700前後もあれば次のクレジットカードを作るのには十分です。
ANA CARD U.S.A. / JAL USA CARD
ANAカード公式リンク、JALカード公式リンク
年会費:ANA $70、JAL $20 or $70
特典のわりには年会費の高いカードでお得感はありませんが、アメリカでクレジットヒストリーが無くても作れるカードです。
渡米前から申し込みが可能でクレジットカードが手に入るタイミングが多少なりとも早くなります。
日本語でのカスタマーサポートもありますので英語を話すのが苦手な方も安心です。
Chase Freedom Rise
公式リンク、紹介リンク
年会費:$0
Chase 銀行の Checking 口座を開設と$250以上の預金が必要ですが最初に持つクレジットカードとして Chase 銀行の推奨しているカードです。
年会費無料でキャッシュバックも1.5%あるので汎用カードとして悪くなく、優秀なクレジットカードを数多く持つ Chase との関係を始めるのにも良いカードです。
Discover it Secured Credit Card
公式リンク
年会費:$0
Secured Credit Card というジャンルのカードはアメリカでクレジットヒストリーが乏しい人や、クレジットスコアが悪い人のための、銀行の残高をクレジットカードの利用額上限とするカードです。
Discover it は Secured Credit Card の中ではガソリンスタンドやレストランで多めのキャッシュバックがもらえるカードです。
【何も考えたくない方向け;万能カード】
アメリカのクレジットカードはホテルやレストラン、ガソリンスタンドなど使う場所によってキャッシュバック率やポイント還元率が変わるので、カードを使い分けるのが最も効率的です。
とは言え何枚も使い分けするのが面倒という方はオールジャンルや広い範囲で還元率の高いカードがおすすめです。
最高効率は望めませんが、面倒な使い分けをする必要なく、安定したリターンが望めます。
Wells Fargo Active Cash
公式リンク
年会費:$0
ひたすらシンプルにすべてのカテゴリで2%のキャッシュバックがもらえるカードです。
発行会社の Wells Fargo は外国人への審査が若干厳しめという話もあるので、事前に Wells Fargo の銀行口座を作っておくなど関係を構築しておくと良いかもしれません。
Chase Freedom Unlimited
公式リンク、紹介リンク
年会費:$0
Chase Travel を通じた旅行の予約で5%、レストランとドラッグストアで3%、その他のカテゴリで1.5%のキャッシュバックを得られるカードです。
レストランやドラッグストアを利用することが多い場合はすべてで2%のキャッシュバックのカードよりもこちらのカードの方がトータルの還元率は高くなるかもしれません。
Citi Strata Premier Card
公式リンク
年会費:$95
レストラン、スーパーマーケット、ガソリンスタンド、EV充電、航空旅行、ホテルで3%の還元率と、日常生活で主に利用する多くのカテゴリを高い還元率でカバーできるカードです。
年会費がかかるカードですのでその点は留意しましょう。
Robinhood Gold Card
公式リンク
年会費:$0($75)
Robinhood 証券との提携カードである Robinhood Gold Card はすべてのジャンルで3%キャッシュバックという業界最高の還元率を誇ります。
クレジットカード自体の年会費は無料ですが、Robinhood ゴールドメンバーシップ(年会費$75)が必要なのでこれが実質的な年会費になります。
【多少の使い分けが必要;高還元率カード】
前述のようにアメリカのクレジットカードには非常に高い還元率のカードがありますが、クレジットカードによって得意カテゴリが異なるため、還元効率を重視した場合どうしても使い分けが必要になります。
優秀なカードが多いので選定が難しいのですが、特におすすめのカードを数枚ピックアップします。
BILT Mastercard
公式リンク、紹介リンク
年会費:$0
手数料を必要とせずに家賃の支払いをクレジットカードで出来るというユニークなクレジットカードです。
家賃支払いには最高のカードですが、ポイントを獲得するには最低月5回このカードを使用する必要があります。
Blue Cash Preferred
公式リンク
年会費:$95
スーパーマーケットで6%のキャッシュバック率を誇るこのカテゴリでは最高のカードです、スーパーマーケットの利用率が高い人には非常におすすめのカードです。
ただし6%もらえるのは年間$6,000の利用までですのでこれを大幅に超える利用額が見込める場合は他のカードを検討してみても良いでしょう。
Amex Gold
公式リンク
年会費:$325
レストランとスーパーマーケットで4%の還元率と食事関連で高い還元率を誇るカードです。
また年会費は高いですがステートメントクレジットで年会費の回収は比較的簡単です。
この還元率を得られるのはレストランの利用は年間$50,000、スーパーマーケットの利用は年間$25,000までの上限がありますが、十分なキャパシティなのではと思います。
【アメリカを全力で楽しみたい方向け;トラベル用カード】
せっかくアメリカに来たのだから国内外の旅行を楽しみたいという方も多いかと思います。
アメリカのクレジットカードでは旅行特典が充実していたり、獲得出来るポイントでお得に旅行が出来たりします。
Amex や Chase などのクレジットカードのポイントは旅行に使う場合に最高の効率を発揮します。
Chase Sapphire Preferred
公式リンク
年会費:$95
低年会費ながらも Chase のポイントを1.25倍の効率で使えたり、Hyatt などの高価値のポイントに変更が可能になり、お得に旅行することが出来ます。
レンタカー保険も充実していたりと使いこなせば年会費を軽く超える価値を生み出すことが出来ます。
Venture X Rewards Credit Card
公式リンク
年会費:$395
毎年のポイントとトラベルクレジット特典だけで年会費は簡単に相殺出来るカードで、旅行する人にとってはそれ以外のベネフィットがタダで手に入るようなものです。
独自のキャピタルワンラウンジはクオリティも高いですし、旅行では最大10%の還元が得られるなど特典も申し分無しの良カードです。
Amex Platinum
公式リンク
年会費:$695
各種ステートメントクレジットやホテルなどのステータス、ラウンジアクセスに旅行保険など圧倒的な特典量を誇るのがこの Amex Platinum です。
年会費も高く多くの特典を把握するだけでも難しいですが、使いこなすことが出来れば非常にお得なカードです。
【アメリカ限定;日本からは入手困難なカード】
ホテルブランドのカードの中には、日本ではクレジットカードを展開していなかったり、見た目が似ていても中身の特典が大幅に違うカードがあります。
これらは駐在中のアメリカにいる内に作っておくと日本に帰ってから役に立つかもしれません。
Hilton Honors Aspire
公式リンク
年会費:$550
日本でも Hilton のクレジットカード展開されていますが、アメリカの Hilton のクレジットカードは特典がかなり違います。
年間にいくら使わなけれならないといった条件は無く、持っているだけで最高ステータスのダイヤモンドと無料宿泊特典が手に入ります。
Marriott Bonvoy Brilliant
公式リンク
年会費:$650
このカードに限らず、アメリカと日本の Marriott Bonvoy のクレジットカードは宿泊実績が別々に加算されます。
宿泊実績を重ねてステータスを狙う場合はアメリカの Marriott Bonvoy クレジットカード持つのも良いでしょう。
World of Hyatt
公式リンク
年会費:$95
Hyatt はそもそも日本でクレジットカードを展開していないブランドです。
カード自体も持っているだけで毎年無料で一泊宿泊できる特典があるので持っていて損することは無いでしょう。
【クレジットカードは2枚以上持とう】
アメリカのクレジットカードは1枚だけでなく最低でも2枚は持つことがおすすめです。
その理由の1つは時々クレジットカードは不正利用されて強制的に使用不可となってしまうためです。
楽しみにしていた旅行や大事なイベント前などカード1枚しか持っていない場合タイミングによっては最悪のケースも考えられるでしょう。
メインで使わない場合でも、年会費無料のカードでも良いのでサブを1枚持っておくと安心です。
【年会費のかかるクレジットカードは損?】
大抵の場合、1年目は損することはない
ここで紹介したクレジットカードだけでなく多くのクレジットカードは入会時のボーナスとしてキャッシュバックやポイントなどを提供しています。
これらのポイントは大抵の場合、1年分の年会費以上の価値がありますのでそれらのボーナスを使える限り初年度は損することはありません。
もちろん使わないクレジットカードを作ってしまっては損になり得ますが、ある程度使う見込みのあるカードであれば損することは無いでしょう。
不要になったカードは解約しよう
初年度は損にならないとは言いましたが、使わないカードを何年も持っていれば当然損失になることはあり得ます。
クレジットカードを作って初年度ボーナスを貰った場合、1年はカードを持ち続ける義務が生じますが、逆に言えば1年後は自由に解約することが出来ます。
2年目に年会費が発生した場合でも一定の期間内であれば、解約して年会費はキャンセルできます。
よさそうなクレジットカードを作って、2年目が不要そうであればさっさと解約するといった動きは何も問題ありませんので上手くこのルールを活用していきましょう。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。今回は駐在員向けのクレジットカードにフォーカスして紹介してきました。
個人的に私は旅行する人間ですので、Amex Gold、Chase Sapphire Preferred、Venture X Rewards などは非常に重宝しているカードたちです。
ご自身のライフスタイルや考え方によって最適なカードは変わってきますので、今回紹介したカードを参考に選んでみてはいかがでしょうか。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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