2024年春頃に Wells Fargo からリリースされた Signify Business Cash Card をレビューしていきます。
非常にシンプルなカードですが Amex や Chase のカードと違う場面で遊びどころがあるかもしれません。
【評価・年会費・特典】
Signify Business Cash Card | ||
---|---|---|
おすすめ度 | ★★☆☆☆ | |
カードブランド | Wells Fargo / Business | |
年会費 | $0 | |
キャッシュバック還元率 | 2% | ALL |
サインアップボーナス | $500 | |
ボーナス条件 | 3カ月以内に$5,000の使用 | |
その他の主な特典 | 最初の12ヵ月間 APR 0% | |
外国為替手数料 | あり | |
公式サイト | wellsfargo.com |
Signify Business Cash は Wells Fargo のビジネスカードで全てのカテゴリで2%キャッシュバックを得られるという点以外の特典はほとんどなく、非常にシンプルなカードです。
公式サイトの特典内容には Priority Pass メンバーシップが付属しているとの記載がありますが、これは “pay as you go”(従量制で支払い)のプランであり、つまりラウンジ入場時に都度入場料がかかるプランですので全く魅力的ではありません。
シンプルに2%キャッシュバックをどう生かすかというのがこのカードの肝になります。
年会費無料・2%還元に上限がない・ビジネスカード、この3点をそろえたカードは意外と他に見つかりません。
【サインアップボーナス】
Signify Business Cash の執筆時点のサインアップボーナスは以下のような内容です。
また再度サインアップボーナスを受け取るためには48ヵ月待つ必要があります。
サインアップボーナスが無いよりは全然良いですが、特別魅力的というほど割がいいとは言えません。
【ポイント還元率】
Signify Business Cash は$1使用で2セントのキャッシュバック、つまり2%の還元が得られるカードで、特に上限も無いのが魅力です。
正確には Signify Business Cash の利用で獲得できるのは Wells Fargo のポイントで、このポイントが1ポイント=1セントで交換出来るということになります。
このカード単独では1セントと交換するほかないですが、Wells Fargo Autograph カードや Wells Fargo Autograph Journey カードを持っているとホテルプログラムやエアラインマイルなどの旅行パートナーに移行することが出来ます。
ただし今のところ Wells Fargo の移行パートナーはあまり充実していませんので、キャッシュバックカードとして運用しても問題ないでしょう。
【Wells Fargo のクレジットカードについて知っておくべきこと】
Wells Fargo には通常、保有できるクレジットカードの数に制限はありません。クレジットカードの申請に関しては一般的な推奨事項がそのまま適用されます。
またクレジットカードの規約には以下の一文が記載されています。
If you opened a Wells Fargo Credit Card account within the last six months, then you may not qualify to open an additional Wells Fargo Credit Card account. We may also limit how many open Wells Fargo Credit Card accounts you have.
過去6ヵ月以内に Wells Fargo クレジットカードを開設した場合、追加の Wells Fargo クレジットカードを取得できない可能性があります。また、 Wells Fargo クレジットカードの口座開設数を制限する場合があります。
あくまで "may not" という表現ですので回避出来る可能性は十分あります。
【対抗カード】
Wells Fargo Active Cash Card
同じく Wells Fargo より年会費無料・2%キャッシュバック属性持ちのカードですが、こちらはパーソナルカードです。
ビジネスカードにこだわりのない方はこちらのパーソナル版でも問題ないかもしれません。
Amex Blue Business Plus Credit Card
こちらは Amex より年会費無料・2%バック・ビジネスカードと近い属性を持ちますが、2%還元は年間$50,000までという制限があります。
キャッシュバックより Amex MR ポイントが欲しい方、年間上限に到達しない見込みの方はこちらも選択肢になるでしょう。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。基本的には非常にシンプルなカードなので特別優先する必要のないカードです。
ただ何らかの理由で Amex や Chase などのブランド以外のカードが欲しくなった場合はビジネスカードと言う属性も相まってこのカードが選択肢にあがることも無いとは言い切れません。
こういったカードがあることも頭の片隅に置いておくと何かアイディアが閃いたときに役に立つかもしれません。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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