Smartly Visa Signature Card は U.S. Bank から2024年11月11日より発行された新しいクレジットカードです。
このクレジットカードはこれまでの常識を覆す、全てのカテゴリで最大4%のキャッシュバックを得ることが出来ます。
今回はこの U.S. Bank Smartly Visa Signature Card について評価をしていきたいと思います。
【評価・年会費・特典】
U.S. BANK SMARTLY™ VISA SIGNATURE® CARD | ||
---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | |
カードブランド | U.S. BANK / Visa / Personal | |
年会費 | $0 | |
キャッシュバック率 | 2~4% | 全カテゴリ |
通常サインアップボーナス | 無し | |
ボーナス条件 | - | |
その他の主な特典 | 貯蓄口座の残高によってキャッシュバック率増加 | |
外国為替手数料 | あり | |
公式サイト | usbank.com |
U.S. Bank Smartly Visa Signature Card は U.S. Bank の対象口座の残高の合計によってキャッシュバック率が変わるカードで、その最大値は全てのカテゴリで4%と他のキャッシュバッククレジットカードを高く上回るカードです。
これは私の知る限り、現時点でアメリカのクレジットカードの中で最高の値です。
ただしそのためには U.S. Bank に大金を預けておく必要があり、流石に年会費無料で無条件とはいかないです。
それでもこのカードの魅力は高く、アメリカのクレジットカードで最高の選択肢になりうる可能性を秘めています。
2024年11月11日にカード申し込みが可能になりました。
【圧倒的なキャッシュバック率】
U.S. Bank Smartly Visa Signature Card の最大(というよりも唯一)の特典はそのキャッシュバック率です。
基本のキャッシュバック率を 2% としつつ、U.S. Bank の対象口座の残高の合計によってさらに追加で最大 2% のキャッシュバック率を得られます。
つまり最大で合計 4% のキャッシュバック率を持つクレジットカードであり、そのキャッシュバックは全ての購入で獲得出来ます。
【追加キャッシュバックの条件】
必要残高
U.S. Bank の対象口座の残高の合計によって得られるキャッシュバックのレートが変わってきます。
そのレートは以下のようになっています。
合計キャッシュバック率 | 口座残高合計 |
---|---|
2.5% | $5,000 ~ $49,999 |
3% | $50,000 ~ $99,999 |
4% | $100,000 ~ |
とりあえず$5,000置いておけば2.5%のキャッシュバック率を得られ、これだけでも非常に優秀と言えます。
さらなるキャッシュバック率を得たい場合は$50,000、$100,000にそれぞれボーダーラインがあります。
$100,000は大金ですが、どこで使っても4%のキャッシュバックというレートは非常に魅力的であるため、その価値があるかもしれません。
対象口座
以下の U.S. Bank の口座が追加のキャッシュバックを得られるための合計値にカウントされる口座となっています。
非対象口座
以下の U.S. Bank の口座は追加のキャッシュバックを得られるための合計値にカウントされません。
【U.S. Bank 対象口座の評価】
このクレジットカードのキャッシュバックを最大限活かすとなると対象口座に大金を預けることになりますが、そうなると気になるのはこれらの口座が良いものかどうかという点です。
全カテゴリ4%キャッシュバックというのはクレジットカードの手数料を考慮するとかなり無理のあるレートですので、銀行側としてはこのカードを持続可能にする何らかの手段を考えているはずです。
Saving Accounts - 預金口座
執筆時点での U.S. Bank の Saving Accounts の年利は4.1%のようです。
ただしこれは残高が$25,000以上の場合に適用されるレートであり、それ未満の場合の利率は2.5%~3.0%のようです。
参考までに執筆時点の他の有名な銀行の年利を挙げておきますと、Amex High Yield Saving は4.1%、SoFi High Yield Saving は4.3%、Wealthfront Cash Account は4.5%、いずれも最低残高等の要件はありません。
こう見ると$25,000以上をまとめて預けておくには悪くはないですが、特別良いとも言えないでしょうし、残高がそれ以下ならよい年利とも言えません。
また年利はアメリカ政府の政策金利が下がると大体どこも一緒に下がります。いつまで現在の金利が続くかは分かりませんが、口座間の差は将来的にもあまり変わりは出ないのではないかと思います。
Online Investing - 証券口座
証券口座の場合はより注意が必要で、1年でアカウント維持費が$50かかります。
これの免除には$250,000の運用金額が必要なので、多くの人にとっては難しい条件ではないでしょうか。
総じて U.S. Bank の対象口座は、かなりのまとまった金額を預けない限り、評価は低めです。
【US Bank のクレジットカードについて】
【対抗カード】
Robinhood Gold Card
こちらはフィンテック企業である Robinhood の提供する全カテゴリ3%キャッシュバックカードです。
ただし実質的な年会費が$50かかります。
それ以外は最低残高の要件などはありませんのでこちらのカードの方がより高いキャッシュバックを得られる方もいるでしょう。
Robinhood 証券口座の申し込みはこちらのリンクからしてもらえると嬉しいです。
Wells Fargo Active Cash
年会費が無料でシンプルなキャッシュバッククレジットカードでしたらこちらの Wells Fargo Active Cash が良いでしょう。
少額ですがサインアップボーナスもありますし、全カテゴリで2%のキャッシュバックが得られます。
【申し込みリンク】
紹介リンクがあるかどうかは分かりませんが、もしお持ちの方がいればご連絡ください。
下記リンクが公式リンクになります。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。
現金をもてあましていて U.S. Bank の Saving 口座に$100,000ぶち込めるなら問答無用でおすすめのクレジットカードですが、多くの方はそうではないでしょう。
個人的には$5,000だけ U.S. Bank に預けて2.5%キャッシュバックカードとして運用するのが現実的な路線かと思います。
また地味ですが海外手数料がかかる点も注意が必要です。
申し込む場合はこのカードに費やす見込みの金額や、現在の Saving 口座との金利差などを計算して、本当に得かどうかを確認するのが良いでしょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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2 件のコメント:
いつも勉強させてもらってます。
先日、AMEXとChase以外のカードも持ちたいと思い、US BankのBiz Altitude Connectを手に入れました。ライドシェアクレジットとプライオリティパスで翌年以降も年会費を回収できるので重宝しそうです。
ちなみに私のスコアは申請時で740ちょっと、US Bankの口座は1年10ヶ月保持してました。ご参考まで。
おめでとうございます!私は最近U.S.Bankのクレジットカードが承認得られなかったのでうらやましいです。参考にさせていただきます。
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