Chase と United 航空はいくつかの提携クレジットカードを発行しています。
今回はその中でも最高級のパーソナルカードである United Club Infinite Card について詳しく見ていきたいと思います。
【評価・年会費・特典】
| United Club Infinite Card | ||
|---|---|---|
| おすすめ度 | ★★★☆☆ | |
| カードブランド | Chase / Visa / Personal | |
| 年会費 | $525 | |
| ポイント還元率 | 9x | United 航空便 |
| 4x | United Hotels 経由でのホテル宿泊費 その他の United 航空での購入 |
|
| 2x | その他の旅行カテゴリ、食事 | |
| 1x | その他 | |
| 通常サインアップボーナス | 80,000 United Miles | |
| ボーナス条件 | 3カ月以内に$5,000の使用 | |
| その他の主な特典 |
United Club メンバーシップ Premier Access(優先チェックイン等) 2つまでの手荷物預入無料 機内での購入25％バック カード利用でPQP獲得(最大10,000PQP) IHG One Rewards ステータス 最大$120のGlobal Entry, TSA PreCheck, NEXUSクレジット |
|
| 外国為替手数料 | なし | |
| 公式サイト | chase.com | |
United Club Infinite の年会費は$525と、最高級クラスのカードの一角で確かに高額です。
とは言えアメリカン航空の AAdvantage Executive ($595)やデルタ航空の Delta SkyMiles Reserve($650)と比べれば少し安いです。
もちろんこのカードにはユナイテッド航空を頻繁に利用する方にとっては年会費を正当化するさまざまな特典があります。
【サインアップボーナス】
以下のサインアップボーナスが一般的なオファーです。
過去には以下のようなオファーもありました。
いずれにしてもサインアップボーナスは優秀なレベルです。
ただし年会費が高いカードですので、サインアップボーナス目的のみで作るのはおすすめしません。
サインアップボーナスのみが目的であれば United Explorer や United Business などの年会費が安いクラスのカードの方がおすすめです。
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【United Club メンバーシップ】
united.comより
United Club Infinite Card のキモとなる特典はこのカードを持っている限り United Club メンバーシップが付与されることです。
これによりユナイテッドクラブやスターアライアンス加盟ラウンジを利用できます。
United Club Infinite Card を取得することは、ユナイテッドクラブへのアクセス県を得るための最善の手段と言っていいでしょう。メンバーシップを直接購入すると通常年間$550～650かかります。
ユナイテッドクラブでは家族(大人1名と21歳未満の扶養家族)またはゲスト2名を同伴出来ます。
【特典運賃へのアクセス】
United Explorer Card、United Business Card、United Quest Card、United Club Infinite Cardのいずれかを持っているとエコノミークラスの特典運賃を利用できる場合があります。
上の例はこれらのカードを持ってないときに見える画面です。
ところがこれらのカードを持っていると同じ便でもより安いマイルで予約できる座席が見つかります。
この例だと5,900マイル、1マイル=1セントとすると$59の差が出ます。
常にこの特典を受けられる訳ではありませんが、United 航空をよく利用する方にとっては嬉しい特典です。
【ユナイテッド航空利用時の特典】
Premier Access
Premier Access 特典ではカード所持者は、優先チェックイン、優先セキュリティレーン、優先搭乗、優先手荷物取り扱いなどのサービスを受けることが出来ます。
いずれもその空港で利用可能な場合に限られます。
2つまでの手荷物預入無料
カード所持者と同伴者1名は、それぞれ2つまで手荷物を無料で預けることが出来ます。
手荷物預入の料金は路線にもよりますが、短距離線では1つ目が$40、2つ目が$50かかることもあるので、2人で利用したと仮定すると最大$360の節約になります。
最近は手荷物の預入が1つ目から有料のケースが増えているので嬉しい特典です。
機内での購入25％バック
ユナイテッド機内での食事やドリンク、Wi-Fi の購入に対し25％がキャッシュバックされます。
購入は United Club Infinite Card で行う必要があります。
特典航空券のプレミアアップグレード
マイルを使って航空券を購入する場合にカード会員と同伴者1名はアップグレードを受けることが出来ます。
カード会員だけでなく、同伴者1名もアップグレードされるのが素晴らしい点です。
2人での旅行で片方だけアップグレードされてもちょっと気まずいですものね。
【その他の特典】
最大 10,000 Premier qualifying points (PQP)獲得
PQP とは要するにユナイテッド航空のエリートステータス獲得に必要なポイントです。
United Club Infinite Card で $500 利用ごとに 25 PQP を獲得出来て、暦年で 10,000 PQP 獲得が最大です。
つまり$20,000利用で最大の 10,000 PQP に到達します。
カード利用だけで獲得出来る PQP で到達出来る最大ステータスは Premier Gold までなのでこのカードだけでさらに上位のステータスを獲得することは出来ませんが、ユナイテッド航空利用を組み合わせるてステータスを狙う場合には優れた特典でしょう。
IHG One Rewards ステータス
United Club Infinite Card は IHG One Rewards のプラチナエリートステータスが付与されます。
プラチナエリートステータスでは利用可能な場合の部屋のアップグレードやレイトチェックアウト、獲得 IHG ポイントが増額されるなどの特典があります。
おまけ程度には良い特典でしょう。
Global Entry, TSA PreCheck, NEXUS クレジット
4年に1度、Global Entry、TSA PreCheck、NEXUS の料金をカバーする最大$120のクレジットを提供します。
このカードでこれらの料金を支払うだけでトリガーされ、自分だけでなく他の人の料金を代わりに払ってあげることも出来ます。
【ポイント還元率】
United Club Infinite Card は基本$1使用で1マイル獲得を基本として、ユナイテッド航空での購入4倍、その他の旅行カテゴリと配達サービスを含むレストランで2倍、その他で1倍となっています。
ユナイテッド航空のチケットの場合はマイレージ会員と+5倍が加算されて9倍となります。
その他の旅行カテゴリには、航空運賃、列車、公共交通機関、クルーズライン、ホテル、レンタカー、タクシー、リゾート、ライドシェアサービス、通行料、などが含まれます。
旅行カテゴリを広くカバーしている点は優秀でしょう。
全体的に悪くはないですが、Chase UR ポイントの貯まる Chase Sapphire Preferred などを利用して UR ポイントをユナイテッドマイルに転送したほうが効率的である場面も多いでしょう。
【対抗カード】
2枚のユナイテッド航空のカードをあげますが、決め手はやはり United Club のメンバーシップを重視するかどうかでしょう。
United Explorer Card
United Explorer は年会費$95とリーズナブルでありながら充実した特典もそろえており、ユナイテッド航空のクレジットカードの中では最も人気のカードでしょう。
1つまでですが預入手荷物も無料になり、ユナイテッドクラブパスも年間2枚あり、ユナイテッド航空を重視しない人にとっては十分な特典がそろっています。
United Explorer Card 評価レビュー
空港ラウンジのワンタイムパスがもらえたり、特典運賃にアクセス出来たりと初年度無料なのに太っ腹のカード、United Explorer Cardについて解説しています。
United Quest Card
United Quest は年会費$250ですが、$125のユナイテッドクレジットや最大10,000マイルバックなど年会費を相殺する特典に優れています。
ただしラウンジアクセス特典はありません。
United Quest Card 評価レビュー
Chaseより発行されているUnited Quest Cardについて解説しています。
【紹介リンク】
現在このカードの紹介リンクを募集中です。
掲載希望の方はこちらのお問い合わせフォームでお申込みください。
記事中に読者様の紹介リンクとして紹介いたします。
公式リンクは以下からどうぞ。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。
ユナイテッド航空を頻繁に使う方やユナイテッド航空のステータス獲得を狙う方、またパートナーとユナイテッド航空をよく利用する方におすすめのカードでしょう。
ただし年会費も安くないのでご自身にメリットが十分あるかどうかはよくご確認ください。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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